「けいとう」の検索結果

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「ミシェル!ミシェル・ブラウニー?」 私をそう呼ぶのはブラウン第2王子。 金髪碧眼の正に王子様って容姿をしている。 身長も高く細身ではあるがちゃんと筋肉もついており、そこらへんの騎士には負けないと言っていた。 自称なので実際はどうなのか知らないけど。 (そうだ。私は今、ミシェル・ブラウニー男爵令嬢、ブラウン第2王子を誑たらし込んでいる女狐・・・と言われているんだ。そんなつもりは無かったんだけど、現在何故か王子に傾倒けいとうされている) 「大丈夫かい?ボーとして。もうすぐ会場に着くよ」 そう、私たちは王立学校の卒業記念パーティ会場に向かっている途中なのである。 実は男爵令嬢とは仮の姿、高レベル冒険者から女王となるまでの物語
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文字数 39,167 最終更新日 2022.08.30 登録日 2018.01.20
【忘れ去られた〝平成〟の村。謎の感染症におかされた青年は、刃を背負った少女に拾われる】 〝おやどり〟がいなければ、まともに歩くことすらままならない。それが、俺の身を蝕んだ奇病の症状だった。 見知らぬ場所、見知らぬ人たち。目覚めた俺は、自分が誰なのかすらわからない。 パニックに陥る俺を助けてくれたのは、ひとりの女の子――はとちゃん。 日本のどこかにある山奥の秘境、蛍灯村(けいとうむら)で、かつて流行したという〝ひなどり症候群〟に、どういうわけか感染してしまった。 そんなどこの誰とも知れない俺の手を、はとちゃんは引いてくれた。 戸惑いながら、あたたかく迎えてくれた村のみんなとも打ち解けてきた頃。 〝iONウイルス研究所〟の所長を名乗る空閑清華(くがさやか)という女性が、俺たちを訪ねてくる。 〝ひなどり症候群〟の治療法研究に力を貸してほしいという彼女らに対して、村のみんなは、なぜか否定的だった。 その確執を前にして、俺はやっと知るんだ。 ここ蛍灯村が、〝ひなどり症候群〟の流行によって日本という国から隔絶され、いまだ〝平成〟の時代が続いている、忘れ去られた村であったことを。 ※この物語はフィクションであり、実在する人物・地名・団体とは一切関係ありません。
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小説 185,570 位 / 185,570件 キャラ文芸 4,339 位 / 4,339件
文字数 48,625 最終更新日 2022.08.20 登録日 2022.07.31
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