「鍋奉行」の検索結果

全体で4件見つかりました。
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現代文学 完結 ショートショート
短歌。
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小説 185,535 位 / 185,535件 現代文学 7,776 位 / 7,776件
文字数 28 最終更新日 2019.06.18 登録日 2019.06.18
大衆娯楽 完結 ショートショート
寒い時は鍋に限るね。心も体もぽっかぽかになる。
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小説 185,535 位 / 185,535件 大衆娯楽 5,570 位 / 5,570件
文字数 1,586 最終更新日 2019.12.19 登録日 2019.12.19
現代文学 完結 ショートショート
短歌。
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小説 185,535 位 / 185,535件 現代文学 7,776 位 / 7,776件
文字数 24 最終更新日 2019.06.19 登録日 2019.06.19
鍋奉行が家に来た。 私の食生活を請け負うと、わけの分からん言い分を述べて。 自分を鍋師だと豪語する。とびきりおいしいご飯を作る。生活費も出してくれる。ただその男は、自然消滅したはずの元彼で。 鍋師などという聞いた事もない職も、相手が大学時代に付き合っていた元彼だということにも、多少は目をつぶってもいいと思ってしまっている自分に少し腹が立つ。 ただ、社会に出て数年もすれば、それなりに働き方というものも分かってくる。 代わりに、私はそれなりに色々なものを犠牲にしたと思う。三十路に片足突っ込んだような年齢になっても彼氏の一人いないし、余暇を楽しむほど何かに熱中している訳でもない。 ほどほどのお金を得て、ほどほどの暮らしを送っていることに、ちょっとした寂しさはあるけれど、大きく不満はない。そんな生活。 四月になって、今年も代り映えの無い年度が始まるかと思っていたが、そうではなかった。 何年も前に分かれたはずの元彼が、旅行鞄いっぱいの大金を持って私の目の前に現れたのだ。 彼は言った。 「俺に毎日、お前の飯を作らせてくれ」と。 鍋師、という職業があると彼は言う。 鍋と共に歩み、鍋の深遠に到達するために生涯を捧げる者。それが鍋師であり、そのための作法を鍋道と呼ぶのだと。師範の位を持つものに与えられる、鍋奉行という称号を得るために、日夜修行に励んでいるのだとも。 鍋師として半人前である彼が一人前と認められるためには、三ヶ月間、他人の食事を賄わなければならないのだと言う。そこで白羽の矢を立てたのが私だったのだ。 私は強く思った。 なんだその荒唐無稽なデタラメは、と。
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小説 185,535 位 / 185,535件 ライト文芸 7,614 位 / 7,614件
文字数 121,254 最終更新日 2023.04.30 登録日 2023.04.29
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