「僕」こと匣崎与一(はこさきよいち)はここのところ、毎晩奇妙な夢に悩まされていた。
砂嵐の吹きすさぶ、見渡す限りの黄色い砂漠。
砂埃のベールのなか、中天に輝くふたつの太陽。
その荒涼とした風景の真ん中で、に唯一存在感を示す古びた城壁都市。
都市の中枢に位置する塔の中の王立図書館の一室で、僕を待ちわびるはかなげな美少女”マツリ”。
夢の中で僕は”糾王”と呼ばれており、マツリから何度となく帰還を要請されるのだが……。
それと時を同じくして、現実世界でも数々の異変が起こり始める。
学校の体育館に出る少女の幽霊。
僕を監視するように宙を舞う、悪意に満ちた”天使”たち。
物陰に隠れ、隙あらば襲い掛かろうと待ち構える黒い獣の群れ。
更にそのうち学校では級友たちの僕に対する態度が一転し、いつしか僕は訳もなく村八分にされてしまう。
いじめの急先鋒として僕の前に立ちはだかるのはスクールカースト最上位に君臨する女王天神美織。
天神伊織はなぜか僕を目の敵にしており、さまざまな手段を使って僕を学校から追放すべく画策する。
追い詰められ、ついには天神たちに拷問される僕。
その僕の目の前に、異界からの使者と名乗る、外見は幼女の謎の転校生榊由羅(さかきゆら)が現れて…。
限りなくダークで淫靡、そしてインモラルな異界追放譚、ここに開幕!
文字数 14,940
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.09
文字数 20,380
最終更新日 2026.08.15
登録日 2025.02.28
文字数 118,127
最終更新日 2026.03.12
登録日 2025.12.15
私は醜い。
いじめられるのを通り越して、他人が避けて通るほど。
私の素顔をひと目見るなり、誰もが嘔吐するレベルなのだ。
呪われている、というしかない。
だから私の唯一の楽しみは、美しいものを穢すこと。
その時私はなんとも言いようのない、うっとりするような恍惚感を覚えるのだ…。
そんなある日、私の前にひとりの転校生が現れた。
笹原杏里。
スタイルも良く、顔立ちも私好みの美少女だ。
杏里の瑞々しい肢体を目の当たりにした瞬間、私は決意した。
次の獲物は、この娘にしよう。
こいつを私の”檻”に誘い込み、監禁して徹底的に嬲るのだ…。 ※これは以前書いたものの改訂版です。
文字数 120,772
最終更新日 2024.03.28
登録日 2024.02.28