葵樹 楓

葵樹 楓

きぎ かえで  です。趣味で小説を書いています。
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クリミズイ王国は滅亡の一途をたどっていた。 国中を食い荒らす、原因不明の流行り病のせいである。人々は日に日に衰弱していき、死への不安と恐怖によって治安は乱れ、王国は荒廃しきっていた。 そこに、かつて王国を支配しようと画策した二人が姿を現す。 死刑判決を受けたはずの両名は、宮殿に乗り込んでこう言った。「この国を救ってやる」と。 かつての悪人と一人の衛兵の、国を賭けた旅が始まる。
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文字数 5,825 最終更新日 2023.10.05 登録日 2023.10.04
第一次世界大戦に、兵士としてその身を投じた青年。 その戦争は、クリスマスまでには終わるだろうと言われていた。 しかし戦争は長引き、どんどんと自軍は疲弊していく。 そんな中、彼が出会ったのは一人の白人であった。 白人は聡明そうな男であった。青年はその兵を見かけては、寂しくはないのだろうかと、つくづく思っていた。
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小説 184,099 位 / 184,099件 歴史・時代 2,116 位 / 2,116件
文字数 8,052 最終更新日 2023.10.04 登録日 2023.10.04
その町の一角、大通りから隠れるように建てられた酒屋は、物静かなバーテンダーが経営している。 気の利いた男で、朗らかな印象を持たせるその男である。 そこにはよく、重たそうな鞄を持った背の高い客がやってくるらしい。
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文字数 5,839 最終更新日 2023.08.20 登録日 2023.08.20
傍若無人で冷徹無比な伯爵夫人の下で仕える彼女は、いつもその横暴さに耐え兼ねていた。 劣悪な環境下で使用人を差別し、それに何も言い返すことができない様をいつも笑っている。そんな夫人に、彼女は本当の名前で呼ばれることもなく、ただ日々を鬱々と送っていた。 しかし、その壮大な屋敷の扉を叩く男が現れる。 その男は、かの悪名名高い貴族、悪魔の血を引く者の使者だと名乗るが、その様子は…
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文字数 44,600 最終更新日 2023.01.31 登録日 2023.01.05
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