完結済 ∞8《インフィニティエイト》

高校三年生の青井夏美は、幼なじみである双子の兄弟・星野ソラとリクと、穏やかな日を過ごしていた。

けれど家庭の事情で引っ越すことが決まり、故郷にいられる最後の日……8月8日の夏祭りの夜。
二人から突然告白された夏美は、答えを出せずに逃げ出してしまう。

──そして目が覚めると、また8月8日だった。

何度眠っても、翌朝は8月8日。

ループを繰り返すうちに、少しずつ違う出来事が起こり始める。

リクのまっすぐな想いに心が揺れる。
ソラの夢を知り、胸が締めつけられる。

誰かを選ぶということは、もう一方を傷つけるということ。


これは、「永遠に続くはずだった青春」と決別し、未来へ進むための物語。
何度も繰り返す8月8日の中で、夏美が最後に選ぶ答えとは──。

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