幽世ノ華~おろく医者凌庵捕物診療録~
「おろくは嘘をつかぬ。――嘘をつくのは、生きる人間だ」
北町奉行所与力・近藤新太郎が訪れるのは、自身の屋敷の敷地を間借りするひとつの診療所。
そこに居を構えるのは、若き蘭学医・高柳凌庵である。
普段は「十六文」という破格の安さで庶民を診る人情医者。
だが裏では、奉行所も手に余る変死体の検死や怪事件の究明を引き受ける「検使医」――世間は彼を冷やかしと畏怖を込めて『おろく医者』と呼ぶ。
興味のある事には目がない変人気質だが、その頭脳と医学の才は群を抜き、時にはメスを剣に持ち替えて悪を断つ天下無双の剣豪でもあった。
しかし、そんな凌庵には、決して誰にも明かせぬ重大な秘密がある。
雲上人と下女の許されざる情愛の末に産まれ、自身すら知らずに育った―「将軍家の庶子」という、あまりに高貴で危うい血筋。
権力や栄達を望まず、市井で細やかに生きることを願う凌庵だったが、庶民を悩ませる非人道的な改革と、無慈悲な圧政による市井のひずみがそれを許さず、無慈悲に暗雲の中へ引きずり込んでいく。
おぞましい怪事件、由々しき事態の渦中に自ら身を投じ、恩師の「上医は国を医す」という教えを胸に、若きは様々な事件の真実を鮮やかに解き明かしていく!
医学×剣術×推理!時代劇小説の垣根を超えた痛快エンターテインメント、ここに開幕!
※小説家になろう併催作品。
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おぞましい怪事件、由々しき事態の渦中に自ら身を投じ、恩師の「上医は国を医す」という教えを胸に、若きは様々な事件の真実を鮮やかに解き明かしていく!
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