空のペットボトル

 そこそこ広い河川敷で今日も、女子高校生、相川にいなはペットボトルを投げる。
 注ぎ口に何重にもテグスを巻いて、投げて、ある場所まで行ったらまた引き戻して投げる。
 その繰り返し。
 誰もが真夏の炎天下の両岸で行われる奇行を目にしては笑っていた。
 たった一人、彼だけを除いては‥‥‥

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