TSUNAMIの黒き龍一雷の白龍に見 初められし俺は、黒き龍から街を守り英雄となる夢をみたー
震災で父を亡くした五條陸は、母の故郷・和歌山へと移り住む。特撮ヒーローを愛し、剣道三連覇の実力を持つ彼は、転校初日にヒロイン・北川呼詠と最悪の再会を果たす。浜辺での誤解から不審者扱いされ、彼女を慕う剣道部主将・福田との決闘に発展するが、陸はヒーローの如き執念で勝利を収める。
しかし、試合中の福田の背後には不気味な黒いオーラが蠢いていた。それは陸が5年前の津波の中に見た「黒い龍」の記憶を呼び覚ますものだった。
その後、福田と和解し剣道部に入部した陸は、呼詠の実家である喫茶店を訪れる。そこで柄の悪い男たちによる襲撃事件が発生。呼詠を守るべく戦う陸の前に、21年前に死んだはずの呼詠の姉・叶芽が、妹の体を借りて現れる。呼詠の中に眠るもう一人の人格「叶芽」との出会い、そして敵の額に浮かぶ謎のアザ。
末廣神社での職場体験中、陸は代々木宮司のもとで直心影流の修行に励むが、突如として龍の使い魔「管狐」が操る石像の襲撃を受ける。危機の中、陸は自らに宿る「白い龍」の加護を覚醒させ、呼詠と叶芽の絆に支えられながらこれを撃退。戦いを通じ、陸はかつて自分から父を奪った存在が、叶芽の命をも奪った「死神の龍」であることを確信する。
夏休みには「喫茶花梨」でアルバイトをしながら穏やかな夏を過ごしていた。しかし、看板娘の呼詠が涙を流すと、21年前の阪神・淡路大震災で命を落とした姉・叶芽の魂がその身に宿るという秘密を知り、陸の日常は大きく動き出す。
その後、叶芽の幼馴染で花火師の橘との真剣勝負を経て、陸は彼女たちを守り抜く決意を固める。花火大会の夜、堤防で語り合う陸と叶芽。二人の手には、謎の白い球体の欠片が握られていた。それは、未だ癒えぬ震災の傷跡と、迫りくる死神の龍との決戦を予感させる運命の鍵。失われた時を取り戻すため、少年は二人のヒロインと共に、絶望の龍へと立ち向かっていく。
しかし、試合中の福田の背後には不気味な黒いオーラが蠢いていた。それは陸が5年前の津波の中に見た「黒い龍」の記憶を呼び覚ますものだった。
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