楽園島


 楽園島……それは太平洋上に出来た新たな島。
 海底火山の噴火によって生まれたその島はあらゆる可能性と未知を秘めていた。

 なにせ、
 噴火が治まって直ぐ、島には生態系が確立されていたこと。
 島の動植物には新種の物が多く確認されたこと。

 世界中の科学者や研究者は注目した。
 しかし島へ上陸した研究者達が生きて帰ることは無かった。
 研究者たちが島中に常時撮影可能なカメラをセットしたとき島を霧が包んだのだ。

 そして、
 研究者たちは帰ってきた。
 誰一人として口を開ける者はいなかったが。
 そして共通して花を手にしていた。

 その花から採取される蜜を体内へ取り込んだ者は島でのみ特別な力が使えた。
 誰もがその力を欲しがったが島へ入る危険は冒せない。

 結果、国は技術と知識を持ち、いなくなっても不利益の無い存在。
 ――凶悪犯罪者を送ったのだ。

 彼らは新種の動植物と共存しながら殺し合いを始める。

 これは犯罪者と凶暴な動植物による殺し合いに巻き込まれた、犯罪に巻き込まれ運の悪さで島へ送られてしまった俺の。
 島の謎と生き残りを目指す物語。

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