能力のはて

 なんの才能もなく、誰にも必要とされずに生きてきた山本辰巳は、医者から肝臓がんと診断された後、人生に絶望し、自ら命を絶つ。
 だが、次に目が覚めると、彼は新しい身体と共に、天まで伸びる巨大な木の枝の上に立っていた。
 彼はそこで、ペガサスに乗るクサカという美しい女性と出会う。
 山本は、クサカから、ここが彼の死から百五十年後の世界であり、この異様な世界はシンギュラリティを迎えた機械が作ったことを告げられ、それからこの百五十年の間に起きたことを聞くのだった。
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