【完結】呪われ令嬢の幸福な王宮暮らし

結婚間近の侯爵令嬢ジルダ・スメラルドは、何者かの手によってネズミの姿になる呪いをかけられてしまった。さらにネズミのまま誘拐されたジルダは、隣国との国境に連れ去られる。
「とっととくたばれよ、このドブネズミが」そう言って彼女を捨てたのは最も愛していた人だった。

呪い、婚約破棄、そして裏切り。体力も魔力も精神力も尽きかけ、瀕死の状態で道端に転がっていたネズミは、隣国の王宮魔法師デューク・ウィスタリアに拾われる。

天才を自称し、自由気まま、不遜でいい加減な魔法師に助手として振り回されているうちに少しずつ傷が癒え、ジルダの身に起こったことが明らかになってきて──


★「浮気した婚約者を認識できなくなったら、快適な毎日になりました」のスピンオフですが、単品でもお読みいただけます。前作もあわせて読んでいただけたら、めちゃくちゃ嬉しいです!
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