聖女をやめた妻は、もう一度愛を知るため旅に出る ―光と影の二度目の人生―

 誰かのために生きることが、どうしてこんなに苦しいのだろう。

 貴族令嬢マリア・モーリントンは、手作りの栞が生んだ“光の奇跡”によって、彼女は聖女と呼ばれる。
 けれど、聖なる名のもとに選ばれた“婚姻”は、冷たい政略の糸でつながれたものでしかなかった――。

 悲しみを隠して、聖女の冠を捨て、旅に出る。

 “聖女”でも、“妻”でもなく。
 一人の人間として、自分の幸せを見つけていく物語。
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