義妹に手柄を横取りされ続けた聖女は、婚約者と義妹を捨てたら異国の国王に結婚を迫られて幸せになりました ~えっ、義妹では結界を維持できない?~
聖女の力を持つセシリアは、同じ力を持つ義妹に手柄を奪われ、その働きは全て義妹の功績として扱われていた。
まともな食事にありつけず、体はどんどん弱り、義妹が流した嘘のせいで、無能な聖女と言われ続ける日々。それでも、セシリアは必死に耐えてきた。
しかし、ある日のパーティーで、義妹や貴族にバカにされたセシリアは、ついに心が折れてしまい……自分の聖女の立場と、ずっと義妹と浮気をしていた婚約者を、義妹に譲った。
重責から解放されて気が緩んでしまったセシリアは、体調が悪化して倒れそうになる。そんな彼女に、一人の男性が手を差し伸べた。
彼の名は、レオンハルト。とある国の国王で、騎士団長も務める彼は、氷の騎士と呼ばれ、恐れられていた。
そんな彼は、セシリアに向かって突然告げる。
「セシリア・ルミナリア。今、婚約は解消されたな」
「は……はい……」
「なら、俺と結婚しろ」
突然の婚約の申し出に驚いている間に、その場で婚約が決まり、そのままレオンハルトの国に連れていかれたセシリアに、レオンハルトは静かに告げた。
「俺達は政略結婚だ。愛のある結婚ではない」
そう言い切ったはずの彼は、なぜか誰よりも優しく、傷ついたセシリアの心を少しずつ癒やしていく――。
⭐︎小説家になろう様にも投稿しております⭐︎
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