みこともぢ

遙か昔において言葉は『みこと』と呼ばれ、
それを形にしたものを『みこともぢ』と言った。
『みこともぢ』はしばらくは神とともにあったが、
人々の思い違いによって記号とされて神の手より離れ去った。
『みこともぢ』はその意義を失ったことによって、
ある日突然に神の手によりその存在を失われた。
この物語は、運命によって失われた『みこともぢ』を
二つの存在が様々な存在に出会い、
再び見つけ出す物語である。
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