貴方の愛人を屋敷に連れて来られても困ります。それより大事なお話がありますわ。
隣に居る座ったままの栗色の髪と青い眼の女性を示し、ジャンは笑顔で勝手に話しだす。
「離れには子供部屋がないから、こっちの屋敷に移りたいんだ。部屋はたくさん空いてるんだろ? どうせだから、僕もカレンもこれからこの屋敷で暮らすよ」
三年間通った学園を無事に卒業して、辺境に帰ってきたディアナ・モンド。モンド辺境伯の娘である彼女の元に辺境伯の敷地内にある離れに住んでいたジャン・ボクスがやって来る。
ドレスは淑女の鎧、扇子は盾、言葉を剣にして。正々堂々と迎え入れて差し上げましょう。
妊娠した愛人を連れて私に会いに来た、無法者をね。
本編九話+オマケで完結します。*2021/06/30一部内容変更あり。カクヨム様でも投稿しています。
随時、誤字修正と読みやすさを求めて試行錯誤してますので行間など変更する場合があります。
拙い作品ですが、どうぞよろしくお願いします。
楽しく拝読させていただきました。
ボンド男爵家が本当に真面目な一家であるのならば、父親が腰が悪くて辺境伯家へ来れなくても
兄弟5人もいるのだから兄弟の誰かがジャンを連れ戻しに行ったり、婚約候補から外れた事や平民になる事を
きちんと説明説得してもおかしくないのでは?
さすがのジャンも兄達が来たら理解するかは別として話は聞くのではないでしょうか。
ジャンが成人する前の生活費用はボンド男爵家が支払っていたのだから、
いつまでも辺境伯家の離れで暮らさせてはボンド男爵家としても不必要な出費になるし、
何より本家に大迷惑をかけたままにしておくのが真面目な一家という設定に違和感を感じました。
ボンド男爵家も非常識な家族の設定の方が納得しやすいと思ってしまいました。
面白かったです。一気に読んじゃいました。
主人公が誰と結婚したのかやカレンの産んだ娘が父親似の勘違い娘で乗り込んできて一波乱あるんじゃないかな等、妄想で続きが気になりました。
是非、長編で読んでみたい感じです。これからも頑張ってください。
初めまして。
ざまぁもですがすっきりスカッとしました。
気になるのは、結局主人公が誰と結婚したのかな?でした。
でも、それぞれ候補の男性タイプが違うし
サクッと読める短編 だからご想像におまかせします?って作者様のお考えなのでしょうか?
長編にするなら掘り下げたsideストーリーや候補個人的な個別キャラのお話やそれぞれのifバージョンなどあるときっとまた違ったかんぢで楽しめそうですね(о´∀`о)ノと、個人的には思いました(・ω・`=)ゞ
完結作品をいろいろ読ませてもらっています。
面白くて一気読みしました。
候補だった方々の、婚約者当時の話なども気になります。ジャンが出席したというパーティーの事など、余裕があれば、ぜひお願いいたします。
貴族法は「乗っ取り」ではなく「則り」だと思います。お時間のある時にご確認ください。
面白くて一気読みしました!
帰宅したらビックリが待ち構えていたというか。w
ホント、おバカさんの考えることは驚かされるというか、疲れますねぇ。。
ディアナが優秀なので祖父母も安心でしょうね。
あー、誰と結婚したのか気になるー!生殺し状態で終わってしまったー!ww
ツンデレは面倒だけど、かなり優秀ってとこに惹かれますねw
カレンが子供を愛せる人で、なんか救われました。
登場人物紹介の主人公の説明で、「頭領娘」と書いてあるが、跡継ぎの家付き娘という意味であれば、「惣領娘」というのが正しいと思う。
源氏や平氏のような武士団の長は「頭領」「棟梁」という言い回しをするが、これはあくまで組織の最高責任者という意味で使われる。
ジャンとカレンの反省の差が真反対なんですね。
読者のも誰からの手紙なのかはすぐにわかります。
裏切られたと知ったその時のディアナの心境は理解しきれないですけど、結婚し、お腹に子どもが育っている今、カレンの手紙にある後悔、反省、傷付けた相手への謝罪と祈り。そして、名乗れない我が子への気持ち。もしかすると子どもがいなければそういった心境になるのはもっと遅かったのかもしれないし、もしかしたら分からずじまいだったのかも?とは思います。ですからこの手紙を仕舞ったのは嬉しかったのでしょうか。
そもそも亡き両親がジャンを婚約者候補に加えた理由は何だったのだろうか?
幼い頃から際立つ才覚があった訳でもなく、容姿が優れている訳でもなく、いくら分家筋とはいえ男爵家の六男なんて政略的な旨味も一切なし。年齢が一緒というだけ。
いくら辺境伯家からの打診でも、ジャンが婿に相応しいかどうかくらい男爵家だって試すまでもなく分かりそうなものだけど。六男に降ってわいたチャンスにすがりたかったのか。
学園には14歳で入学して基本4年間で18歳で卒業。
貴族の成人は16歳。
在学中に身分変わっちゃうって事ですか?卒業までは実家の後見があるから問題はない?
実家に見捨てられたりしたらどうなるんだろうかとか、関係ない事まで想像してしまった。
結婚式のベールの件は私も不思議に思いました。
一部とはいえマントの素材をベールに使うとなると相当重たくなりそうで、それが裾部分となれば頭ごと後ろに引っ張られそう、、どうやって頭(髪)に固定するんだろう、、とか思っちゃいました。
最初から最後まで毅然とした態度だったのが気持ちよかったです。
王都(中央付近にある?)と辺境が馬車で3ヶ月とは、とても大きな国なのですね。
中世日本の鎌倉京都間が2週間ほどなことを考えると、舗装されているであろう道で馬車を3ヶ月というのは途方もなく大きな国なんだろうなぁと思いながら読んでいました。
そんな大国の貴族に生まれておきながら馬鹿は馬鹿なんだなぁ…
テンポよく、ザマァも爽快。
楽しく読みきれる、素敵な作品でした!
ただ、最後の父のマントをヴェールに、の部分だけ、「え、重っ!?」と想像してしまいました。イラストが無いので、イメージが一般的なヴェールになってしまい、作者様の解説を読んでも、ピンとこないのが残念です。
ヴェールは祖母から渡された、母も婚礼で纏った美しいレースを、とか。
当主の証として代々受け継ぐ、父のいつも身に付けていたブローチを、とか。
ベタベタですけど、想像はしやすいかもしれません。
日本人の多くが勘違いされてますが、史実上の爵位では
辺境伯=田舎の伯爵ではないですよ?
王都から見て国境沿いの穀倉地帯や城塞都市などを統括、国境警備などの権限を与えられた地方長官の名称で、日本語が辺境伯だからといって、ヨーロッパのどの国も伯爵とは言ってません。
厳密には爵位ではないけれど、権力的にも、伯爵より上公爵より下で、侯爵相当、国力によっては、国境線が変わってしまわないよう、王が優遇したり下手に出る事も。
実際、独立して大公国になっちゃったケースも?
公爵(王族) Prince
公爵(貴族) Duke
辺境伯 Margrave ←ココ
侯爵 Marquis
伯爵 Count
子爵 Viscount
男爵 Baron
準男爵 Baronet
士爵(騎士爵)Knight
架空の物語ゆえに別にこの通りにする必要はないですが、この作品の中では田舎の伯爵だとするのなら、ひとこと書き加えた方がよろしいかと
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