《完結》李牧(りぼく)転生する
「信長様の安土城を見ていると、あの燃え盛る阿房宮を思い出してしまいます」
二人が見上げる絢爛豪華な安土城は、かつて秦の始皇帝が築き、炎に包まれた幻の宮殿「阿房宮」の姿と驚くほど似ていた。
「そう言えば、その竹簡の中に二人と同じ名の男がいたぞ。ただの偶然か?」
前世で裏切られ、非業の死を遂げた中国の伝説的な天才将軍、李牧(りぼく)と韓信(かんしん)。二人が時空を超えて生まれ変わったのは、まずは見知らぬ国の若き王の元だった。
そこで「戦いのない平和な世界」を目指して歩み始めた二人は、やがて前世で韓信を裏切り、死に追いやった因縁の主君・劉邦(りゅうほう)の時代へ。そして、織田信長が天下統一を目指す日本の戦国時代へと渡る。
しかし、それだけでは終わらない。最後に辿り着くのは、中国を一つにまとめた完璧な皇帝・文帝の時代。
二人の天才将軍と、四人の王たちが織りなす、前代未聞の歴史知略ファンタジー、今ここに開幕!
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