灰の体という名を持つランク1の暗黒戦士 彼は裏切る、何もかもを、善悪の区別も無く
『裏切り』
仲間を裏切ったり約束を破ったり期待外れという意味だ。
誰もが嫌う言葉だろう。
そんな言葉を肯定する神様が異世界には存在する。数多の存在から嫌われている神様だ。
僕はそんな裏切りの神に愛されていた。
だから、裏切らなくてはならない。誰よりも、その結果を。
僕は常に恐れられた。いつ裏切るか分からない相手など信頼されるはずもない。
そんな人生を苦痛に感じたことが無いのはなぜか自分でも不思議だった。どこに行っても誰といても常に警戒される。
今回も裏切りを行った。もちろん仲間は大激怒。そうして追放だ。いつものパターンである。苦労し有り金はたいて入ったんだけど。
冒険者、やめようかなぁ。
この世界はレベルによるクラスアップ制が浸透している、最初は凡庸なクラスからスタートし武器ごとに能力ごとに特化したクラスに移行していくというものだ。武器を極めるクラスもあれば様々な特性を有したクラスもある。その中には自分だけのオリジナルなクラスに就いたという人も存在していた。
ランクは0~9まで存在し後ろの数字に行くほど強いと言える。
僕がパーティから追放された理由には裏切りも当然だが先がないクラスというのも大きい。暗黒戦士から繋がるクラスアップは存在しないとされるからだ。それならまだまだ伸びる可能性がある方が良いよね、ってこと。
僕はこれを天職だと思っているが周りから見ると未来がないクラスなのだろう。
パーティから追放された僕は居場所がなくなり昔と同じく放浪の旅に出る、はずだったが―――。
僕の名前はディングレイ、天涯孤独の身の少年だ。
仲間を裏切ったり約束を破ったり期待外れという意味だ。
誰もが嫌う言葉だろう。
そんな言葉を肯定する神様が異世界には存在する。数多の存在から嫌われている神様だ。
僕はそんな裏切りの神に愛されていた。
だから、裏切らなくてはならない。誰よりも、その結果を。
僕は常に恐れられた。いつ裏切るか分からない相手など信頼されるはずもない。
そんな人生を苦痛に感じたことが無いのはなぜか自分でも不思議だった。どこに行っても誰といても常に警戒される。
今回も裏切りを行った。もちろん仲間は大激怒。そうして追放だ。いつものパターンである。苦労し有り金はたいて入ったんだけど。
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