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5章 コスの人生
92話 海底龍とヘビの王
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海底の底に行きつくと、そこにはお腹の大きな首の長い恐竜さんがいました、僕を見て威嚇もしてきません、話し合いが出来そうで良かったです。
まずは自己紹介から、そう思って僕は名乗りました、女性の姿なのでエリナです、恐竜さんはスイリュウと名乗りましたよ。
「ワシの鱗の為にここまで来るとは、変わっとるのうお主」
「僕は欲しい物があるんです、その為なら努力は惜しみません」
スイリュウさんは取れた鱗を加えて僕にくれました、こんなに簡単でいいのかとお礼を言います、スイリュウさんは笑顔を見せてくれてお願いをしてきたんだ、もちろん僕は受けます、報酬を前払いで貰ったんですからね。
内容はここら辺のお掃除です、黒い藻が繁殖してしまい邪魔だという事です、お姫様コスじゃ効率が悪いけど頑張ってお掃除しました。
「メイドコスをしないでお掃除なんてね」
掃除と言っても、沢山あり藻をカマで狩るお仕事です、とはいっても自分の力で働くのはほんとに初めてだったんだ、たまにはいいかも、そう思って最後の藻を刈ります、すると辺りは明るくなりスイリュウさんは雄叫びを上げました。
「スイリュウさん?」
「ありがとうエリナよ、これでワシ本来の力を取り戻せた、あの小僧に復讐じゃ!」
誰かにやられたのは分かります、だけど怒りで我を忘れてます、ここは落ち着くように伝えます、だけど今までと違い暴れ出したんだ。
あんなに温厚だったスイリュウさんをここまで怒らせる奴、そんなのがいるなんて危険です、スイリュウさんを止める為、ヒレビンタを浴びせます、やめてと言われるまで続けノックアウトしちゃったんだ、少しやり過ぎたかもと起きるのを待ちます。
「うぅ~エリナは強いのじゃな」
「そうですよスイリュウさん、だから困ってるならお助けします、話して見て下さい」
そうじゃのうっとスイリュウさんはお話してくれます、相手は黒い髪の男で雷魔法を海に放ったそうです、それは黒い藻に変わりスイリュウさんを包み込んでいきました、僕がここに入れたのは奇跡だそうです。
何かをした覚えのない僕は頭を傾けます、それだから変なのだ、スイリュウさんはそう言いました、だから報酬も先に渡したし藻の刈り取りも依頼したんだ。
「最初は奴の手先かとも思ったのじゃ、しかしそなたから漂うオーラが違うと物語っていた」
「そ、そんなオーラを出してますか?」
「そうだとも、だから信用した・・・それなのに、ワシは取り乱してしまった」
スイリュウさんは長いクビから頭を下げしょげています、涙を流しとても悔しそうです、そんなスイリュウさんを見て、孤児院の子供たちが頭に浮かびました、あの子たちと同じなら助けないといけません。
スイリュウさんの頭を撫で僕は助けると約束しました、スイリュウさんは撫でられながらお礼を言ってくれます、でもそれはまだ後です、そいつを倒してからまた会いに来ます、その時はお礼と一緒に食事もしようと約束したんです。
「それは楽しみじゃ」
「うん、だから待っててね」
スイリュウさんにお別れを言って、僕は海面まで上昇します、ウインダムに着くと早速次の場所に向かう為コスを変更です、空も飛べるあのキャラに変わりすごく深い森に飛んだんだ。
スイリュウさんと同じで話が通じると良い、そんな期待をして森で一番高い気の上まで来ると、それは難しいかもっと下を見ます。
下では森を食い荒らす大きなヘビが動いていたんだ、食べ過ぎてお腹が膨らみ、動きがノロノロしています。
「体長が3キロくらいありそうだけど、あれはさすがに食べ過ぎだね」
黒い藻同様に森にもそんな悪そうなコケが生息しているみたいなんだ、これは気を操るコスだから見えたんだけど、ほとんどをヘビさんが食べてる、森を守る為自分の体に取り込もうとしてるんだね。
ヘビさんは食べ過ぎのせいか正気ではありません、黒い気が遠くにあるのに森を飲み込んでる、僕はそれを止める為、ヘビの顔がある場所まで降りました、そして声を掛けたんです。
ヘビさんから返事はなく唸り声を上げてきます、大きな口を開けて追いかけてきました、今回はダメかと避けていると、正面に気を感じたんだ、このままじゃヘビに飲み込まれると速度を上げその人を助けます、上昇して一度退避です。
「ふぅ~危なかったね君」
「は、離せヒューマン!」
助けた人の顔を見ると、耳の長いウサギの獣人さんでした、ピンクの長い髪がとても綺麗な女性だけど、僕の顔を手で押してきて暴れます、落ちたら死んじゃうのに止めてほしいよ。
言い争いをしていると、下から大きな口が迫って来ていました、ウサギさんは避けてとか言ってきます、でも僕は動かずそのまま飲まれたんだ。
「どどど、どうするピョン」
ウサギさんは僕に抱き着いて怯えだします、先ほどの勢いは無くなりどんどんヘビさんの奥に落ちていきます、しばらく落ちていると飲み込まれた森が見えてきました、地面に降りるとウサギさんが僕の服を掴み怒ってきます。
「話しを聞くピョン!」
「聞いてるよ、飲み込まれたのは僕の作戦なんだ、まぁ見ててよ」
ヘビさんを退治しても飲み込まれた森は戻りません、木や土は僕が回収してお腹の奥まで進むんだ。
ウサギさんを抱えて奥に飛び実行です、途中黒いコケを発見したので別口に収納しました、後で藻と一緒に調べないとですね。
「こ、こんなにたくさんの植物や土を収納するなんて・・・お前は何者ピョン」
「ヘビさんの素材が欲しかったヒューマンだよ、名前はエリナ、君は何て名前なのかな?」
ウサギさんの名前はウサウサだそうです、語尾と一緒に狙ってる名前だねっとは言わず、僕は状況を聞きました、秘境に黒いコケが繁殖し始め暴れる生き物が出始めたそうです、ヘビさんは守り神としてそれを止める為、体内に取り込んで行きました、だけどその影響を受け始め暴れ出してしまっているんだ。
スイリュウさんが同じ事をしたらそうなっていたかもっと、こんな事をした奴に怒りを覚えました、絶対懲らしめてやるからね。
「じゃあ、コケさえ取り払えば平気だね」
「そのはずピョン」
奥まで来たのコケも森もなくなりました、生き物のほとんどは消化されていました、きっとその影響もヘビさんが受けちゃったんだ。
この後は外に出る必要があります、瞬間移動で外に出れるんだけど、ウサウサさんがもしかしてっと青い顔になります、お尻から出るしかないのは分かるもんね、そこは説明して転移です。
「ほほ、ほんとに何者ピョン」
「だからただのヒューマンだよ、みんなから嫌われてるね」
「嫌ってなんか・・・ないピョン」
困った顔をさせちゃったけどほんとの事です、ウサウサさんと会った時、あれは嫌っているヒューマンだから拒絶してきたんだ、小さな声で謝ってくれたけど、僕の方こそ謝りたい、ヒューマンは他の種族を毛嫌いしています、それを無くせないのがいけないんだ。
少しずつ良くなっている、早くみんな仲良く出来る世界にしたいです。
まずは自己紹介から、そう思って僕は名乗りました、女性の姿なのでエリナです、恐竜さんはスイリュウと名乗りましたよ。
「ワシの鱗の為にここまで来るとは、変わっとるのうお主」
「僕は欲しい物があるんです、その為なら努力は惜しみません」
スイリュウさんは取れた鱗を加えて僕にくれました、こんなに簡単でいいのかとお礼を言います、スイリュウさんは笑顔を見せてくれてお願いをしてきたんだ、もちろん僕は受けます、報酬を前払いで貰ったんですからね。
内容はここら辺のお掃除です、黒い藻が繁殖してしまい邪魔だという事です、お姫様コスじゃ効率が悪いけど頑張ってお掃除しました。
「メイドコスをしないでお掃除なんてね」
掃除と言っても、沢山あり藻をカマで狩るお仕事です、とはいっても自分の力で働くのはほんとに初めてだったんだ、たまにはいいかも、そう思って最後の藻を刈ります、すると辺りは明るくなりスイリュウさんは雄叫びを上げました。
「スイリュウさん?」
「ありがとうエリナよ、これでワシ本来の力を取り戻せた、あの小僧に復讐じゃ!」
誰かにやられたのは分かります、だけど怒りで我を忘れてます、ここは落ち着くように伝えます、だけど今までと違い暴れ出したんだ。
あんなに温厚だったスイリュウさんをここまで怒らせる奴、そんなのがいるなんて危険です、スイリュウさんを止める為、ヒレビンタを浴びせます、やめてと言われるまで続けノックアウトしちゃったんだ、少しやり過ぎたかもと起きるのを待ちます。
「うぅ~エリナは強いのじゃな」
「そうですよスイリュウさん、だから困ってるならお助けします、話して見て下さい」
そうじゃのうっとスイリュウさんはお話してくれます、相手は黒い髪の男で雷魔法を海に放ったそうです、それは黒い藻に変わりスイリュウさんを包み込んでいきました、僕がここに入れたのは奇跡だそうです。
何かをした覚えのない僕は頭を傾けます、それだから変なのだ、スイリュウさんはそう言いました、だから報酬も先に渡したし藻の刈り取りも依頼したんだ。
「最初は奴の手先かとも思ったのじゃ、しかしそなたから漂うオーラが違うと物語っていた」
「そ、そんなオーラを出してますか?」
「そうだとも、だから信用した・・・それなのに、ワシは取り乱してしまった」
スイリュウさんは長いクビから頭を下げしょげています、涙を流しとても悔しそうです、そんなスイリュウさんを見て、孤児院の子供たちが頭に浮かびました、あの子たちと同じなら助けないといけません。
スイリュウさんの頭を撫で僕は助けると約束しました、スイリュウさんは撫でられながらお礼を言ってくれます、でもそれはまだ後です、そいつを倒してからまた会いに来ます、その時はお礼と一緒に食事もしようと約束したんです。
「それは楽しみじゃ」
「うん、だから待っててね」
スイリュウさんにお別れを言って、僕は海面まで上昇します、ウインダムに着くと早速次の場所に向かう為コスを変更です、空も飛べるあのキャラに変わりすごく深い森に飛んだんだ。
スイリュウさんと同じで話が通じると良い、そんな期待をして森で一番高い気の上まで来ると、それは難しいかもっと下を見ます。
下では森を食い荒らす大きなヘビが動いていたんだ、食べ過ぎてお腹が膨らみ、動きがノロノロしています。
「体長が3キロくらいありそうだけど、あれはさすがに食べ過ぎだね」
黒い藻同様に森にもそんな悪そうなコケが生息しているみたいなんだ、これは気を操るコスだから見えたんだけど、ほとんどをヘビさんが食べてる、森を守る為自分の体に取り込もうとしてるんだね。
ヘビさんは食べ過ぎのせいか正気ではありません、黒い気が遠くにあるのに森を飲み込んでる、僕はそれを止める為、ヘビの顔がある場所まで降りました、そして声を掛けたんです。
ヘビさんから返事はなく唸り声を上げてきます、大きな口を開けて追いかけてきました、今回はダメかと避けていると、正面に気を感じたんだ、このままじゃヘビに飲み込まれると速度を上げその人を助けます、上昇して一度退避です。
「ふぅ~危なかったね君」
「は、離せヒューマン!」
助けた人の顔を見ると、耳の長いウサギの獣人さんでした、ピンクの長い髪がとても綺麗な女性だけど、僕の顔を手で押してきて暴れます、落ちたら死んじゃうのに止めてほしいよ。
言い争いをしていると、下から大きな口が迫って来ていました、ウサギさんは避けてとか言ってきます、でも僕は動かずそのまま飲まれたんだ。
「どどど、どうするピョン」
ウサギさんは僕に抱き着いて怯えだします、先ほどの勢いは無くなりどんどんヘビさんの奥に落ちていきます、しばらく落ちていると飲み込まれた森が見えてきました、地面に降りるとウサギさんが僕の服を掴み怒ってきます。
「話しを聞くピョン!」
「聞いてるよ、飲み込まれたのは僕の作戦なんだ、まぁ見ててよ」
ヘビさんを退治しても飲み込まれた森は戻りません、木や土は僕が回収してお腹の奥まで進むんだ。
ウサギさんを抱えて奥に飛び実行です、途中黒いコケを発見したので別口に収納しました、後で藻と一緒に調べないとですね。
「こ、こんなにたくさんの植物や土を収納するなんて・・・お前は何者ピョン」
「ヘビさんの素材が欲しかったヒューマンだよ、名前はエリナ、君は何て名前なのかな?」
ウサギさんの名前はウサウサだそうです、語尾と一緒に狙ってる名前だねっとは言わず、僕は状況を聞きました、秘境に黒いコケが繁殖し始め暴れる生き物が出始めたそうです、ヘビさんは守り神としてそれを止める為、体内に取り込んで行きました、だけどその影響を受け始め暴れ出してしまっているんだ。
スイリュウさんが同じ事をしたらそうなっていたかもっと、こんな事をした奴に怒りを覚えました、絶対懲らしめてやるからね。
「じゃあ、コケさえ取り払えば平気だね」
「そのはずピョン」
奥まで来たのコケも森もなくなりました、生き物のほとんどは消化されていました、きっとその影響もヘビさんが受けちゃったんだ。
この後は外に出る必要があります、瞬間移動で外に出れるんだけど、ウサウサさんがもしかしてっと青い顔になります、お尻から出るしかないのは分かるもんね、そこは説明して転移です。
「ほほ、ほんとに何者ピョン」
「だからただのヒューマンだよ、みんなから嫌われてるね」
「嫌ってなんか・・・ないピョン」
困った顔をさせちゃったけどほんとの事です、ウサウサさんと会った時、あれは嫌っているヒューマンだから拒絶してきたんだ、小さな声で謝ってくれたけど、僕の方こそ謝りたい、ヒューマンは他の種族を毛嫌いしています、それを無くせないのがいけないんだ。
少しずつ良くなっている、早くみんな仲良く出来る世界にしたいです。
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