十二月には光の天使が舞い降りて


十数年前、わたしは亡命し、その名を捨てた。離れ離れになってしまった初恋の男の子・ヴァレリーとの約束も、故郷の凍える冬に置き去りにした。

――雪がふらない場所で、クリスマスを一緒に。

失った片翼のかわりに、新しい土地で得たものは、虚飾の経歴、嘘の名前、偽りの姿。肌身離さず供にあるのは、自害用の毒入りペンダント。それから、大切な愛猫のルゥ。

何度目かのクリスマスの夜。雪の代わりにイルミネーションの光が降る街で、スミスと名乗った初恋の男の子と銃口を向け合う。

愛してる、と言って。
 


  ・ ❆ ・ ❅ ・ ❆ ・


逃げ出した人が悲しみを経て立ち向かい、家族のために戦う話。
CP傾向は、ねちっこい妄執愛男×ツンデレ執着愛女


という、あれでそれなフワッとしたファンタジー的な話。

なお、特定の国はありません。いつも心にファンタジーとフィクションを。


※推しは死ぬ。幼馴染みとの再会(銃口を向けられる)。クリスマスはしんみりしたい。叶わぬ恋が好き。という嗜好の人向けです。
バトル描写はそんなにないよ。
※閲覧は自己責任で
※誤字脱字は随時修正

本編は完結しています。
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