【完結】王家の血統〜下位貴族と侮るなかれ〜
「貧乏子爵家出身の貴様ごときが私の婚約者などと、もう我慢ならんっ!貴様との婚約なぞ、今この場で破棄してくれるわ!」
王宮主催の晩餐会の会場で、エスコートもなさらずわたくしを放置していた婚約者様。ようやく姿を見せたと思ったら指を突き付けて声高にそう宣言されました。
ああ、殿下。
やはりわたくしとの婚約の意味を理解されておられなかったのですね。
まあ、構いませんわ。わたくしも愛のない結婚など望んでもおりませんし。
けれど、しでかしたことの責任はきっちりと取って頂きますよ?後悔なさっても知りませんからね?
王子は婚約者が嫌いだった。借金を抱えた貧乏子爵家の娘で、特に美貌を誇るわけでもない。王家の遠縁なのは知っているがそれだけだ。
そんな女など、嫡出たる自分には相応しくない。もっと美しく、地位の高い⸺そう、他国の姫などが我が妻として相応しい。
そうして王子は婚約者に対して婚約破棄を言い渡す。
彼女がなぜ、自分の婚約者と決められたのか気付かないままに。
そう、彼は知らなかったのだ。
そして王命で集められた謁見の間にて、王子は自分が何をしでかしたのか、思い知ることになる⸺!
◆政略結婚の目的のひとつは縁繋ぎ。累代で婚姻を重ねていけば、長い歴史のある国ならこういう事もありうるよね、って話です。
全5話、完結しました。約2万字ほどの短めの物語です。
◆異世界恋愛ですが異世界要素がちょっと薄いです。一応、魔力があって魔術が存在するいつもの世界(のつもり)です。
◆設定は深く考えていませんが、家系図はきっちり組みました。ただし若干ややこしいので、やる気のある方は読みながら自分で家系図を書いてみると分かりやすいかも知れません。
大変申し訳ないですが、スッキリしたものが書けなかったので家系図の添付はありません。ご了承下さい。
◆この作品は例によって小説家になろうでも公開します。あちらも全5話です。
◆1/16、恋愛ランキング、HOTランキング入り確認しました!お読み頂きありがとうございます!
1/17、人気ランキング入り確認!読んで下さる皆様のおかげです!
王宮主催の晩餐会の会場で、エスコートもなさらずわたくしを放置していた婚約者様。ようやく姿を見せたと思ったら指を突き付けて声高にそう宣言されました。
ああ、殿下。
やはりわたくしとの婚約の意味を理解されておられなかったのですね。
まあ、構いませんわ。わたくしも愛のない結婚など望んでもおりませんし。
けれど、しでかしたことの責任はきっちりと取って頂きますよ?後悔なさっても知りませんからね?
王子は婚約者が嫌いだった。借金を抱えた貧乏子爵家の娘で、特に美貌を誇るわけでもない。王家の遠縁なのは知っているがそれだけだ。
そんな女など、嫡出たる自分には相応しくない。もっと美しく、地位の高い⸺そう、他国の姫などが我が妻として相応しい。
そうして王子は婚約者に対して婚約破棄を言い渡す。
彼女がなぜ、自分の婚約者と決められたのか気付かないままに。
そう、彼は知らなかったのだ。
そして王命で集められた謁見の間にて、王子は自分が何をしでかしたのか、思い知ることになる⸺!
◆政略結婚の目的のひとつは縁繋ぎ。累代で婚姻を重ねていけば、長い歴史のある国ならこういう事もありうるよね、って話です。
全5話、完結しました。約2万字ほどの短めの物語です。
◆異世界恋愛ですが異世界要素がちょっと薄いです。一応、魔力があって魔術が存在するいつもの世界(のつもり)です。
◆設定は深く考えていませんが、家系図はきっちり組みました。ただし若干ややこしいので、やる気のある方は読みながら自分で家系図を書いてみると分かりやすいかも知れません。
大変申し訳ないですが、スッキリしたものが書けなかったので家系図の添付はありません。ご了承下さい。
◆この作品は例によって小説家になろうでも公開します。あちらも全5話です。
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返信遅れてスミマセン(>_<)
魔術のある世界ですけど、血の濃さまでどうこうできるかなあ……(^_^;
まあでも、エリザベス本人が自分の血の濃さをしっかり分かっていますから、アロルドとの結婚でさらに血が濃くなったとしても、運良く産まれてきちんと育った子供には王家と血の繋がりのない相手を用意してやるのではないかと。
というか、そもそも「血が濃くなること」によって奇形や遺伝子異常が生まれやすくなるってことを認識できている世界なのか……って所から考えないといけないかもです(^_^;
ちょっとクレオパトラ並みに血が濃いぞ主人公!
次代が奇形にならなければいいんだが!
感想ありがとうございます。
血が濃くて奇形児の産まれる確率ってどれほどあるんでしょうかね?あくまでも確率の問題(異常のある遺伝子が発現するかどうか)でしかないと思うので、そういう意味では「なるようにしかならない」んじゃないかなと(^_^;
まあでも、幼い頃から実は両片想いのふたりなので、困難があっても乗り越えていくんじゃないですかね?
感想ありがとうございます。
そういう事ですね。父方の曾祖母、父方の祖母、母方の祖父母それぞれに王家の血が入っていて、主人公エリザベスにそれが全部集まってるわけです。
一本一本は世代を重ねていて血流量としては少ないのですが、合わさると比率として無視できない数字になる、っていう。それがこの話のミソですね。
ヒロインの家系図、めちゃくちゃ複雑だな(笑)。
感想ありがとうございます。
はい、だいぶ複雑でどうもスミマセン( ̄∀ ̄;
血が濃くなりすぎないように色々と調整しつつ家系図組んだら、曾祖父どころか高祖父母まで使うハメになりました(笑)。
でも王族(に限らず)と累代で縁戚関係を結んでくと、どうしてもこういう感じになると思うんですよね(^_^;
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