契約結婚の相手は呪われた辺境伯でした――【糸紡ぎ】しかできない追放令嬢は、魔物の呪いを編み解きます 連載中 1話 2,708 文字 下
伯爵令嬢セラフィーナは、スキル【糸紡ぎ】しか持たない「針子令嬢」と蔑まれていた。彼女は義母と義姉に家の財産を奪われ、借金の肩代わりとして呪われた辺境伯ロエルとの契約結婚に差し出される。
それは、「呪いで三年以内に死ぬ男の妻」という体のいい生贄だった。しかしセラフィーナの【糸紡ぎ】は、あらゆる素材から糸を生成し編み上げる能力だった。
彼女は魔物の呪いが「目に見えない呪詛の糸」で構成されていることに気づく。その呪いの糸を自らの指で手繰り寄せ、一本ずつ解きほぐし、無害な布へと編み直す。
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