悪役令嬢の専属メイドですが、お嬢様の破滅のご予定は全部わたしがお断りしております ~その夜会は「お風邪」で欠席です~
気がついたら、前世で読んだ小説の中にいました。三年後に破滅する悪役令嬢の、専属メイドとして。
主人公? いいえ。令嬢? いいえ。メイドです。お給金はいいし、お屋敷のごはんはおいしいし、この職場、失いたくありません。つまり、お嬢様に破滅されては困るのです。
というわけで、筋書きにある危険ごとは全部、メイドの仕事で潰します。
性悪な殿方からの招待状は、暖炉にぽい。危ない夜会は「お嬢様はお風邪です」でお断り。浪費癖はお小遣い制で直して、意地の悪い取り巻きは玄関で門前払い。
おかげでお嬢様はすくすく素直に育って、いまでは王子殿下に溺愛される社交界の人気者。破滅の気配はどこにもありません。
ついでに最近、休憩に行くと、なぜかわたしの分のお茶が置いてあります。犯人はお嬢様つきの護衛騎士さまだそうです。……なぜでしょう。
そして、変な噂も流れています。「あの家のメイドは只者ではない」って。他家からの引き抜きのお手紙は――暖炉にぽい、で。
……でも王家の紋章入りのお手紙は、さすがに燃やせません。どうしましょう、これ。
主人公? いいえ。令嬢? いいえ。メイドです。お給金はいいし、お屋敷のごはんはおいしいし、この職場、失いたくありません。つまり、お嬢様に破滅されては困るのです。
というわけで、筋書きにある危険ごとは全部、メイドの仕事で潰します。
性悪な殿方からの招待状は、暖炉にぽい。危ない夜会は「お嬢様はお風邪です」でお断り。浪費癖はお小遣い制で直して、意地の悪い取り巻きは玄関で門前払い。
おかげでお嬢様はすくすく素直に育って、いまでは王子殿下に溺愛される社交界の人気者。破滅の気配はどこにもありません。
ついでに最近、休憩に行くと、なぜかわたしの分のお茶が置いてあります。犯人はお嬢様つきの護衛騎士さまだそうです。……なぜでしょう。
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