王様とワタシ
私の名は愛染多喜。
沢山の喜びが訪れる人生を送れるようにと両親が願って名付け、幼少から絶妙な遺伝配分で美男子に育ったまでは良かったが――その願いの効力が強すぎたのか、厄介な女にばかり好かれてしまう女難体質に。
その果てがメンヘラストーカー女に刺されての死。
魂の状態で自分の亡骸を眺めつつ、残された両親への先立つ不孝と我が身の不運を嘆いていたら、神を名乗る存在が目の前に現れた。
神は、異世界への転生をさせてくれるという。
期待半分恐れ半分どんな場所なのかと聞けば、剣と魔法が飛び交い、生き馬の目を抜くが如き物騒な世界であるようだ。
生き抜く為にチート能力を希望するも、カルマ値が足りないとのこと。
どうしてもチート能力が欲しいなら、人間を諦める条件で付けてやると言う。ならばとせめて人の言葉を話せて寿命も長い種族を希望した。
そうして。
神の腕の一振りの後に私が生まれ変わった先は――何と、異世界に存在しないワカケホンセイインコであった!
沢山の喜びが訪れる人生を送れるようにと両親が願って名付け、幼少から絶妙な遺伝配分で美男子に育ったまでは良かったが――その願いの効力が強すぎたのか、厄介な女にばかり好かれてしまう女難体質に。
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