プロンプト一行分のミステリ――ChatGPTに「ミステリ小説を書いて」と言っただけの小説

作品紹介
『CHAGPTにミステリ小説を書いてといっただけの小説』

十年前、高校の図書室から、
ひとりの女子生徒・如月遥が“物語のように”消えた。

事件は未解決のまま、
ただ一冊のプロットノートと、
正体不明のブログ《消えゆく図書室の影》だけが残された。

社会人になった元ミステリ研の成瀬は、
なんとなく開いたチャットAI「CHAGPT」にこう入力してしまう。

「図書室から女子高生が消えるミステリ長編を書いて」

AIが吐き出した物語は、
十年前の失踪事件と不気味なほど重なりはじめる。
その頃、市立図書館のシステムに、
「如月 遥」という名前の貸出ログが――
十年ぶりに、一度だけ出現する。

・図書館司書になった後輩・由利
・ミステリ研OBでシステム担当の真鍋
・ノートを預かり続けてきた国語教師・桐生

そして、AIとチャットを続ける語り手・成瀬。

「十年前の“書きかけのミステリ”」と
「十年後の貸出ログ」、
「AIが生成する物語」が絡み合う中で、
彼らは気づく。

犯人は一人じゃないかもしれない。
 そして最悪の場合、犯人にされるのは“読んでしまった自分”だ、と。



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