古民家宿の恵みごはん ~二本の尻尾の猫と共に~
何年書いても、小説家として芽が出なかった。たった一冊だけ、紙書籍になったけれど、その後は鳴かず飛ばず。ライター仕事を少しずつ受けてなんとか食いつなぎながら、バイトで入ったゲーム会社では始発終電。私はある日吐血した。胃潰瘍だった。もう、ダメだと思った。そんなとき、SNSである写真を見たら――そこには、只見線の写真が掲載されていた。なんて、美しい景色なんだろう。少しだけ、そう、少しだけ、自分に自由を許してみようと思った。だから私は、僅かなお金を手に、福島県只見町の古民家を改装したという民宿・ねこまたへと訪れた。そこには二本の尾がある猫がいた。これは、猫と民宿と私のお話。※都会に疲れた女性が癒やされていく物語です。(実在の土地をモデルにしていますが、実在の物事には無関係のフィクションです)
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奨励賞おめでとうございます。
素朴さと優しさがいっぱいの素敵なお話でした。綺麗な空気を吸って美味しいものを食べて知り合った人達とストレスの無いコミュニケーションを取って疲弊していた心がとても癒されましたね。心を休めることってとても大切だなと改めて思いました。地元のものや季節のものを味わえるのはとても貴重で贅沢なことかもしれない。読みながら私も食べたいなあなんて思いました。
ここで過ごすことで書きたい気持ちが再び生まれましたね。書くことって技術もいるかと思いますがやはり心なんだと感じました。素晴らしいですね。これからもどの作品もより大切に読みたいと思いました。
私もとても癒されました。素敵な作品をありがとうございます!
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