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何年書いても、小説家として芽が出なかった。たった一冊だけ、紙書籍になったけれど、その後は鳴かず飛ばず。ライター仕事を少しずつ受けてなんとか食いつなぎながら、バイトで入ったゲーム会社では始発終電。私はある日吐血した。胃潰瘍だった。もう、ダメだと思った。そんなとき、SNSである写真を見たら――そこには、只見線の写真が掲載されていた。なんて、美しい景色なんだろう。少しだけ、そう、少しだけ、自分に自由を許してみようと思った。だから私は、僅かなお金を手に、福島県只見町の古民家を改装したという民宿・ねこまたへと訪れた。そこには二本の尾がある猫がいた。これは、猫と民宿と私のお話。※都会に疲れた女性が癒やされていく物語です。(実在の土地をモデルにしていますが、実在の物事には無関係のフィクションです)
文字数 20,590
最終更新日 2026.05.05
登録日 2026.04.27
会津黎泉高校。そこには、一風変わった二卵性双生児がいる。一人はキラキラと輝くダークブロンドの髪をした生徒会長の如月陽真。その弟はぶっきらぼうな帰宅部の月斗である。それをいつも遠目に見ていた桐生考透は、生家が経営している聖ロザリア総合病院の受付に、医師である姉に届け物をしにいった際、いつになく青い顔をしている月斗と遭遇する。曰く――「陽真が白血病だった」とのこと。ハッとして、二人で病室に向かうと、俯いていた陽真が、二人の来訪に顔を上げた。それからにやっと笑った。「ねぇ、きみたち」そして、陽真は言った。「同人誌を作ろう!」呆気にとられた二人は顔を見合わせた――これは、白血病になり最後に自分の人生の軌跡を残すという願いを叶えるため気合いを入れて奮闘する陽真が、周囲を巻きこみ、ひたすら同人誌作りに邁進する青春ハートフルライト文芸です。主人公は、考透です
文字数 5,131
最終更新日 2026.05.05
登録日 2026.04.30
新聞の投稿欄は暗いようで明るい。そんなある日、アルフアポリスのエッセイ・ノンフィクションに一つの連載作品が投稿された。曰く、雑木林を探しているのだという。
文字数 2,466
最終更新日 2026.01.05
登録日 2026.01.05
203X年。働きたくなくて作家となった僕は、AIに小説のオチを考えてもらっている。するとある日そのAIが鬱になった。※作者の思想などではなくあくまでもフィクションです。
文字数 4,415
最終更新日 2025.12.24
登録日 2025.12.24
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