無能皇子と色無し剣精 ~わたしを顕現させた無能皇子は、どうやら無能じゃなかったようで?~
第19回ファンタジー小説大賞 参加中!
投票する
現在の順位:729位 / 2,953件
剣は、その担い手となる人の力によって、姿を顕現させる。
剣綬の儀。三口の剣が、三人の皇子の前に用意された。
一の皇子は、火を操る。生まれた剣は、大剣。燃えるような赤い髪の剣精だった。
三の皇子は、光を操る。生まれた剣は、やや小ぶりの剣。金色の光る髪の剣精だった。
二の皇子は、無能。生まれた剣は、普通の剣。普通の女性にしか見えない剣精だった。
火、土、金、水、木。
そんな力のある世界で、真っ黒な髪の平凡な容姿で生まれてしまった、名も授けられない剣精。
担い手が、アイツが力を振るえるようになれば、わたしの色も決まるかも!
そう思って、二の皇子に力をつけてあげようと奮闘するのだけど。
二の皇子は、色無し剣精の熱意から逃げてばかりで。いつもどこかでひっそり書を読んでる能無しで。
このままじゃ、わたし、ちゃんとした剣精になれない!
焦るのに。
アイツは、「ごめんね」と謝るけど、協力してくれなくて。
そんな時。
他国の軍が攻めてきて。
病床の皇帝に代わって、各々の剣を腰に出陣した三皇子。
能無しが何の役に立つの? 敵なんて、炎の一の皇子が全部やっつけちゃうわよ。
そう思っていたのだけど。
事態は、そう簡単に行かなくて?
剣の精霊と、剣の担い手が番となって、国を世界を揺るがす物語の――はじまり。
剣綬の儀。三口の剣が、三人の皇子の前に用意された。
一の皇子は、火を操る。生まれた剣は、大剣。燃えるような赤い髪の剣精だった。
三の皇子は、光を操る。生まれた剣は、やや小ぶりの剣。金色の光る髪の剣精だった。
二の皇子は、無能。生まれた剣は、普通の剣。普通の女性にしか見えない剣精だった。
火、土、金、水、木。
そんな力のある世界で、真っ黒な髪の平凡な容姿で生まれてしまった、名も授けられない剣精。
担い手が、アイツが力を振るえるようになれば、わたしの色も決まるかも!
そう思って、二の皇子に力をつけてあげようと奮闘するのだけど。
二の皇子は、色無し剣精の熱意から逃げてばかりで。いつもどこかでひっそり書を読んでる能無しで。
このままじゃ、わたし、ちゃんとした剣精になれない!
焦るのに。
アイツは、「ごめんね」と謝るけど、協力してくれなくて。
そんな時。
他国の軍が攻めてきて。
病床の皇帝に代わって、各々の剣を腰に出陣した三皇子。
能無しが何の役に立つの? 敵なんて、炎の一の皇子が全部やっつけちゃうわよ。
そう思っていたのだけど。
事態は、そう簡単に行かなくて?
剣の精霊と、剣の担い手が番となって、国を世界を揺るがす物語の――はじまり。
あなたにおすすめの小説
『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
『お前が運命の番だなんて最悪だ』と言われたので、魔女に愛を消してもらいました
竜族の王子フェリクスの成人の儀で、侯爵令嬢クロエに現れたのは運命の番紋。けれど彼が放ったのは「お前が番だなんて最悪だ」という残酷な言葉だった。
異母妹ばかりを愛する王子、家族に疎まれる日々に耐えきれなくなったクロエは、半地下に住む魔女へ願う。「この愛を消してください」と。
恋も嫉妬も失い、辺境で静かに生き直そうとした彼女のもとに、三年後、王宮から使者が現れる。異母妹の魅了が暴かれ、王子は今さら真実の愛を誓うが、クロエの心にはもう何も響かない。愛されなかった令嬢と、愛を取り戻したい竜王子。番たちの行く末は――。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
「あと一度で離縁ですね」と笑ったら、旦那様が夕食の席に来なくなりました
私の結婚は、三百六十五回の夕食で終わります。
仕事しか見ない孫を案じた亡き公爵夫人の遺言は、「妻と同じ食卓を囲み、三百六十五回の夕食を共にすること」。冷血公爵と呼ばれる旦那様と、母の書店を買い戻したい私は、納得ずくで契約結婚を結びました。数え終えた翌朝、預けてある離縁状が受理されます。
「明日が三百六十五回目。あと一度で離縁ですね」
「……そうか」
泣いてしまいそうだったので、笑って言いました。
その翌晩から、旦那様が夕食の席に来なくなりました。
馬車の中でクルミを三粒。医師に止められた夜食。四日目には執事の説明も尽きて――「旦那様は執務室で、夕食を召し上がらない努力をなさっています」。廊下ですれ違えば、お腹は正直に鳴っているのに。パンを勧めても「食事とパンの境界は曖昧だ」と逃げていきます。
それならばと、私は最後の一食を籠に詰め、執務室の扉を叩きました。
異世界恋愛・一話完結。悪役も、ざまぁも、特殊能力もありません。あるのは契約書と、一年ぶんの食卓だけです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
凱旋した英雄は聖女を選びました。~冬の補給路を守っていた私は静かに軍を去ります~
「君は後方にいただけだ」――
凱旋した英雄の婚約者からそう切り捨てられた私は、
静かに軍を辞職しました。
――冬の補給路管理。
――兵糧配分。
――医薬品輸送。
――損耗率管理。
全部、私の仕事だったのですが。
三週間後、
王国軍は補給崩壊。
「なぜ食糧が届かない!」
「なぜ兵が飢える!」
……逆にお聞きしますが、
今まで“なぜか全部上手く回っていた”理由を、
一度でも考えたことはありましたか?
これは、
誰にも評価されなかった兵站官(へいたんかん)が、
隣国の辺境伯にだけ価値を見抜かれ、
人生を取り戻す物語。
今更「戻ってきてくれ」と泣きつかれても、
私は隣国の最高機密ですので――!