僕のは伝わらない
心が伝わることが当たり前になった世界。
そこでは言葉が不要となり、感情は均質化され、異質は排除される。
そんな世界で、唯一「心が伝わらない」少年が生まれた。
言葉も通じず、閉ざされた部屋で生きてきた彼のもとに、ある日、もう一つの世界から少女が現れる。
魔法も筋力もある彼女と、感情も言葉も閉ざされた少年。
ふたつの世界がぶつかるとき、本当に「伝える」ことの意味が問い直される——
静かな心がぶつかり、やがて響き合う異世界交差の物語。
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