作文

「その作文は、祈りと呪いでできていた。」
 ──無垢な言葉が、大人たちの心を切り裂く。

 ある日、児童心理学を専門とする山崎茜のもとに、一通の手紙が届いた。「この作文を読んでほしい」
 ──都内の小学校教師からの依頼には、一人の児童の冬休みの作文が同封されていた。
 そこには、あまりに無垢で、あまりに残酷な“祈り”が綴られていた。

 最後に添えられた一枚のメモが、すべてをひっくり返す。

 ■無垢な言葉の残酷さが胸をえぐる、後味最悪の心理短編。
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