北の戦場へ――名を捨てた少女は、初恋の人を救う(青い宮殿、赤い月)
帝国北方では、一年続く戦争によって、多くの命が失われていた。
特殊能力《ギフト》を持つ子爵令嬢リタ・フォルトナーは、ある決意を胸に、自ら戦場へ赴く。
守りたい人がいる。
北方防衛軍を率いる若き将軍アレクシス・ルクゼンバーグ。
幼い日に出会い、ずっと慕い続けてきた人だ。
けれど彼は知らない。リタが、「彼女」であることを。
危険な地雷原を切り開き、多くの兵を救うリタだったが、初めての実戦で仲間を死なせてしまう。
もう十分だ。
あとは軍に任せろ。
そう告げるアレクシスに、彼女は静かに言い放つ。
「お使いいただけないなら、単騎で出ます。」
彼女には、どうしても戦わなければならない理由があった。
名も、身分も、本当の過去も明かせないまま。
これは、すべてを失う覚悟で戦場へ向かった、一人の少女の物語。
※「麦の大地」の少し未来の話になります。
前作の登場人物が一部登場しますが、ほぼ関わりありません。
特殊能力《ギフト》を持つ子爵令嬢リタ・フォルトナーは、ある決意を胸に、自ら戦場へ赴く。
守りたい人がいる。
北方防衛軍を率いる若き将軍アレクシス・ルクゼンバーグ。
幼い日に出会い、ずっと慕い続けてきた人だ。
けれど彼は知らない。リタが、「彼女」であることを。
危険な地雷原を切り開き、多くの兵を救うリタだったが、初めての実戦で仲間を死なせてしまう。
もう十分だ。
あとは軍に任せろ。
そう告げるアレクシスに、彼女は静かに言い放つ。
「お使いいただけないなら、単騎で出ます。」
彼女には、どうしても戦わなければならない理由があった。
名も、身分も、本当の過去も明かせないまま。
これは、すべてを失う覚悟で戦場へ向かった、一人の少女の物語。
※「麦の大地」の少し未来の話になります。
前作の登場人物が一部登場しますが、ほぼ関わりありません。
あなたにおすすめの小説
王太子妃ではありません。ええ、妃、ではね
次期女王と目される大公女アナスタシアは、従兄イヴァンの身勝手な思い込みに振り回されていた。彼を愛する男爵令嬢マリーナは、アナスタシアを恋敵と誤解し、王妃の座を夢見て彼女に身を引くよう迫る。だが、この国は女系相続を定めた女王国。そもそもアナスタシアはイヴァンの婚約者ではない。卒業記念舞踏会で明らかになる勘違いの数々。そして彼女が選んだ、本当に愛する人とは――?
『小説家になろう』『アルファポリス』に重複投稿、自サイトにも掲載。
【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
王の御前の槍試合で、夫が愛人の袖飾りを槍に結んだので、鎧も馬もお返しいただきます。捨てられた私の袖飾りは、十四歳の従騎士が拾ってくれました
王の御前の春の槍試合。伯爵夫人コンスタンスが差し出した青い袖飾りを、夫は槍の先で砂に落とし、愛人の赤い袖飾りを結んで走った。観覧席には笑いが広がる。けれど夫の鎧も軍馬も従騎士の俸給も、六年のあいだ妻とその実家が出してきたものだ。砂の上の袖飾りを拾ったのは、十四歳の従騎士ロイク。審判長を務める無愛想な公爵は、鎧と馬の持ち主を届け出よと命じる。杯の前夜の宴で、コンスタンスは夫に離縁を告げた。鎧も馬も、お返しいただきます。元サヤなし。全七話。
【完結】毎夜、幼馴染の元へ通う夫へ。完璧な妻の仮面は返上いたします
【祝】HOTランキングランクイン!たくさんの応援ありがとうございます!
社交界で「理想の夫婦」と称えられるグランヴェル伯爵夫妻。だが実態は、毎夜幼馴染の愛人の元へ通う夫レオナルドと、一人冷たいベッドで眠るアメリアの「白い結婚」だった。
愛人に金品を貢ぎ、妻を「冷たい飾り」と見下す夫。しかし彼は知らなかった。己が誇る「優秀な領地経営」を担っていたのが、アメリアの頭脳だったことを――。
限界を迎えたアメリアの知的な罠が弾ける時、偽りの夫と愛人に完膚なきまでの絶望が襲いかかる!
※ハッピーエンド保障
※全5話完結しました
【完結】結婚式前~婚約者の王太子に「最愛の女が別にいるので、お前を愛することはない」と言われました~
挙式が迫るなか婚約者の王太子に「結婚しても俺の最愛の女は別にいる。お前を愛することはない」とはっきり言い切られた公爵令嬢アデル。しかしどんなに婚約者としてないがしろにされても女性としての誇りを傷つけられても彼女は平気だった。なぜなら大切な「心の拠り所」があるから……。しかし、王立学園の卒業ダンスパーティーの夜、アデルはかつてない、世にも酷い仕打ちを受けるのだった―― ※神視点。■なろうにも別タイトルで重複投稿←【ジャンル日間4位】。
黒と青、金と青、銀と紫
国王クリフ・ガルシアは最愛のエミリーとの結婚をやっと勝ち取ったが、それには条件があった。
それに従い、三年後に第二妃を迎えた。絶対に愛さない。そう宣言して。
家族と別れて嫁いできた第二妃。夢を失い、希望を砕かれ、家族を失った彼女はその胎内で災禍を育てる。
投稿が止まっておりましたが、再開致しました。読んでみてください。
【完結】絆されたから付き合ってくださっただけなので、解放してさしあげようと思います。
「──絆されたんだ」
プロポーズの理由を尋ねたラヴィーナに、シリルが返したのは、そのひと言だった。
婚約破棄され、元婚約者には「可愛げがない」と詰られ続けてきたラヴィーナは、その言葉で悟ってしまう。
ああ、やっぱり同情だったのだ、と。
家族にも行き先を告げず、隣国で名を変えて生きることを選んだラヴィーナ。
けれど、「妻に迎えたい」と告げたシリルは、突然姿を消した彼女を諦めてはいなかった――。
逃げる令嬢と、追いかける伯爵。
可愛げがないと思い込む彼女と、彼女を諦めない男の、じれったいすれ違い恋物語。
全11話。
「先に寝ていていい」と言われたので、夫の帰りを待つのをやめました
王宮勤めの夫は、帰宅が遅い。
私はいつも居間で本を読みながら夫を待ち、帰ってきた彼と少しだけ話をしてから眠る。それが、いつの間にか毎日の習慣になっていた。
けれど、ある晩、
「君まで付き合う必要はない。先に寝ていていい」
夫にそう言われた。
確かに、私が起きて待っている必要などない。食事も湯も、使用人たちがきちんと用意してくれる。
だから、その日から私は夫の言葉どおり、先に休むことにした。
ただそれだけのことだったはずなのに、夫の様子が少しずつおかしくなっていく。