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魔物とデーモンの脅威に晒される聖道国家ヴェロニカ。
北方の辺境村オーガスタから徴兵された三人の男たちは、聖女の力によって聖剣を得た勇者カインを中心に、長きにわたる防衛戦を戦い抜いた。
そして一年後。
国を救った勇者には伯爵位が授けられ、王都では英雄として称えられる。
聖女との婚儀さえ期待される中、カインが望んだものはただ一つ。
「俺たちを、帰してくれ。望むのは、それだけだ」
妻の待つ村へ帰ろうとするカインたち。
しかし、彼らの故郷オーガスタはすでに王国の侵攻を受けていた。
「俺は忙しいんだよ。帰って嫁を抱かなきゃいけねぇ」
勇者が守りたいのは、王国でも、名誉でも、聖女でもない。
自分の愛する女と、自分たちが生きる場所だ。
文字数 16,310
最終更新日 2026.11.08
登録日 2026.11.05
没落子爵家の娘、イリーナ・スペンサーは教育院を卒業した後の進路に、困っていた。
縁談は決まらず、家庭教師の面接はけんもほろろに追い返される。
魅惑的で賢い女性、それが彼女の足を引っ張った。
そんな彼女に一つの縁談が舞い降りる。
ローレンス・ペンドルトン。
三〇年戦争で前線を駆けた、「紅蓮の狂犬」と呼ばれる彼は、病没した先妻との間にお子様もいらっしゃる。
戦果で賜った辺境を開拓していると言う彼のもとに、たった一日で嫁ぐ事になった。
帰る家はない。
選ぶ事はできない。
イリーナは旦那様の元へと、文字通り飛んで行く。
長く続く戦争の果て、時代に翻弄され、家族に翻弄され、傷ついた二人の新しい家族の物語。
※R15は念のため指定。他よりは割と、R15です。
※1686年にフランスに実在したサン=シール王立女子学校を元ネタに使用していますが、実際とは異なります。
文字数 27,547
最終更新日 2026.11.05
登録日 2026.10.28
「呪い」と呼ばれる異質に抗う力を持ち、強大なレクスとアルマを使いこなす、フロイデリアの王女オリーフィアは、帝国最強の皇太子シグルドに、どうしようもないほど愛されている。
幼い頃の偶然の出会い、その日から、どこまでも冷静な少年は少女しか見えなくなった。
けれど二人の前には、「呪い」が、そしてその強大な力を持つものに課せられた、使命がある。
過去の記憶、消えた母、そしてオリーフィア自身に隠された秘密。
それでもシグルドは、オリーフィアだけは手放さない。手放せない。
対等に、隣に立てるのは、君だけ。
呪われた最強皇太子の重たすぎる愛は、魔女と呼ばれた王女を陥落出来るのか?
その愛は、血族の呪いを解けるのか?
絶対の魔王 シグルド
虚軸の魔女 オリーフィア
この世界に二つ名を轟かせる、二人の恋物語は壮大に大地を駆け巡る。
※簡単用語解説
レクス:物理系魔法
アルマ:精神系魔法
文字数 232,077
最終更新日 2026.10.29
登録日 2026.09.06
気が付けば、私は没落貴族の少女・ニコラになっていた。
父は娘を政略結婚の駒として売り飛ばそうとし、家は借金まみれ。
頭に響く謎の声は「インストールは完了した」と告げる。
――ならば、始めよう。
少女の身体に宿ったのは、戦乱の時代を生きた一人の「皇帝」。
目覚めたその日、父を斬り捨て、女伯爵を名乗り、幼い弟の後見人として領地を掌握する。
産物もない辺境。
枯れかけた鉱山。
眠れる竜。
貧しい民。
独占された知識。
何もない土地だからこそ、すべてを作り直せる。
これは、一人の皇帝が少女として転生し、知識と力で国を興し、やがて世界を揺るがす建国の物語。
文字数 68,535
最終更新日 2026.08.26
登録日 2026.08.01
帝国北方では、一年続く戦争によって、多くの命が失われていた。
特殊能力《ギフト》を持つ子爵令嬢リタ・フォルトナーは、ある決意を胸に、自ら戦場へ赴く。
守りたい人がいる。
北方防衛軍を率いる若き将軍アレクシス・ルクゼンバーグ。
幼い日に出会い、ずっと慕い続けてきた人だ。
けれど彼は知らない。リタが、「彼女」であることを。
危険な地雷原を切り開き、多くの兵を救うリタだったが、初めての実戦で仲間を死なせてしまう。
もう十分だ。
あとは軍に任せろ。
そう告げるアレクシスに、彼女は静かに言い放つ。
「お使いいただけないなら、単騎で出ます。」
彼女には、どうしても戦わなければならない理由があった。
名も、身分も、本当の過去も明かせないまま。
これは、すべてを失う覚悟で戦場へ向かった、一人の少女の物語。
※「麦の大地」の少し未来の話になります。
前作の登場人物が一部登場しますが、ほぼ関わりありません。
文字数 129,347
最終更新日 2026.07.30
登録日 2026.06.17
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