最強巫女の姉が失踪した――半人前巫女の私、魂喰いの天狗と組んだら誰にも救えない怪異を浄化する異端能力に覚醒しました~巫女と天狗の山~
御門神社の半人前巫女・神代灯里は、いつも姉の背中を追いかけていた。
最強の巫女と呼ばれた姉・澪が、半年前に姿を消してからも、灯里は一人前になれないまま、神社での日々を過ごしている。
そんなある夜、人の世と異界の狭間にある「境界」から、澱みに侵された怪異――澱人が現れる。
灯里の前に現れたのは、黒い肌に狐面をつけた天狗の男・朔。
彼は澱みを喰らう、人ならざる存在だった。
祓えない。
斬ることもできない。
けれど、灯里だけが、その魂に触れることができる。
姉のように強くなりたい。
誰かに守られるだけの自分を変えたい。
その願いは、やがて灯里自身も知らなかった異端の力を呼び覚ましていく。
一方で、天狗の領域である「峰」では、灯里の存在を巡って不穏な思惑が動き出す。
消えた姉。
境界の異常。
澱みに堕ちた巫女。
そして、灯里を狙う天狗たち。
誰にも救えない怪異を、半人前の巫女だけが浄化できる。
これは、弱さを抱えた少女が、魂喰いの天狗と出会い、自分の意志で境界に立つ物語。
和風異能×人外バディ×曇らせ怪異譚。
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