ラグナロクの明くる朝 〜女神よ、みめぐみを垂れたまえ〜

ある日本人女性が、異世界で目を覚ました。
彼女はそこで女神と呼ばれ、敬われた。

彼女が搾取子だった頃なら、その扱いを喜んだかもしれない。
いまは違う。毒親と愛玩子の妹とは縁を切った。葬式以外で関わることはあるまい。
何より、彼女は大切な存在を得た。祖父母、恋人、親友を。

女神であることを選ぶなら、多くの人間に崇められる。仮に背かれても、望む罰を与えられる。誰を生かし、誰に力を授けるか、すべて思いのままだ。
それはけっして、大切な存在を捨てる理由にはなりえない。

だが、特別な絆を結べる相手に、異世界でも出会ってしまったら──彼女は何を選ぶだろう。

※この物語は、アルファポリス、カクヨム、ノベルアッププラスに投稿しています。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
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