殺し屋JD、時給1,000万円 厄災ハントする

神代の時代から続く殺しの家系、佐藤家。

家族皆がこの世で一番の殺人スキルを備えた殺し屋であるが、連綿脈々と続く鋼の家訓

《殺しは駄目》

を忠実に守りながら、ごく普通のサラリーマン家庭を営んでいる。

長女雫は、この春から大学に入学しキャンパスライフを送っているが、頑固な父の妄言のお陰で、下宿生活を余儀なくされ、掛け持ちバイトのカツカツ貧乏暮らし。

短期バイトが期限を迎え、高額時給に釣られて受けたガールズバーのブラック面接の内容にキレて、思わず発動した殺しのスキルで店が半壊。

その帰り道に会った人界と修羅界の間の番人【青鷺火】からいいバイトがあると誘われる。

人界の下層から湧く厄災を、殺しのスキルを使って狩る厄災ハント。

人の身体を媒介とし具現化した厄災は、当人を一度殺る事により成就させる。

数千年に渡り研ぎ澄まされるだけ研ぎ澄まされた殺しのスキルは、厄災という好敵手を得、女子大生雫の手により解放される。
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