転移したのは終末を迎えた世界で

「なんだ・・・これ・・・」

学校帰りの帰宅中、ふと見上げて空を見て硬直。
真っ赤な空に雲は無く、代わりに機械でできた島が浮いていた。

目を擦って前を見て、更に驚いた。
何も無い荒野。
人の気配どころか生き物の気配が無い。

「──終末」

口を突いて出てきたのはその一言。
世紀末より酷い。
まっさらな大地を見て、真っ赤に血塗られた空を見て。

これ以上の言葉はどこにあるのだろうか。
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