妹に婚約者を奪われたら、なぜかモテ期が到来しました
レイティアはナディック伯爵家の長女として、家を継ぐことが決まっていた。
そのため、12歳から通うことになる学院に入学早々、ヘンデリクス伯爵家のアレックスと婚約が内定していた。
しかし、学院を卒業する年に突然、妹のミリアとアレックスが恋仲となり、両親に跡継ぎの座とアレックスを譲るように言われる。
両親にとって可愛いのは妹のミリアで、彼らはいつだってミリアの味方。
結局レイティアはミリアにすべてを譲ることになった。
婚約解消され、伯爵家の跡継ぎからも降ろされ価値がなくなったと考えるレイティアは、結婚を諦め働く事に決めた。
そんな時幼馴染の双子の兄弟がレイティア自身に価値がある! 自分自身にどれだけの価値があるかわからせてやる! と意気込み、レイティアを着飾らせて社交界という名の見合い会場へ放り込む。
すると、なぜかレイティアに声をかける男性がたくさん現れた。
中には身分もしっかりし、評判のいい男性さえもいて、レイティアは困惑する。
レイティアは知らなかった。
まともな貴族男性が望むのは、レイティアのように浪費癖もなくしっかりと家計をやりくりしてくれるような真面目な女性だということを。
婚約を解消されたとたん、結婚市場で最上位クラスで望まれる女性になったということを。
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