微笑みの王妃様

おまえを王妃にする。
だが、おまえが国母になることはない。

のちに『戦争狂』と呼ばれることになる夫は、初夜で、わたくしにそう言いました。

暴力にしか興味のない王子を国王に据えながらも、王国をさらに発展させる。それを目論んだ父――宰相と権力者たち。わたくしは、王子の婚約者となりました。

まごうことなき、政略結婚です。わたくしは王国のために人生を捧げ、そして、その先で何が起きたのか、わかっています。

わかっている、のです。
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