今日も不運なので悪霊を喰っていく
『今日も不運なので悪霊を喰っていく』
この世には、生まれつき“運”が存在しない男がいる。
鈴木福雄、33歳。
自称・何でも屋。
しかし、その正体は――
呪いや悪霊を喰らうことで生き延びる異質な存在だった。
鈴木の背後には、巨大な蛇と龍を掛け合わせたような守護霊が憑いている。
その守護霊は、悪意を持つ霊や呪いだけを捕食する。
だが逆に、成仏できない理由を持つ霊や無害な霊には決して牙を向けない。
運の無い鈴木は、今日も助手の白山運次と共に、日本各地の心霊スポットや怪奇事件へ足を踏み入れていく。
幽霊が出るオフィスビル。
幸せになれる“髪”を配る宗教団体。
人を呪い殺すライブ配信。
消える集落。
開かずの旅館。
その裏に潜むのは、本当に悪霊なのか。
それとも、人間の狂気なのか。
鈴木は古びた銀貨を弾く。
表なら現世。
裏なら幽世。
裏が増えるほど、“向こう側”は近い。
運が悪すぎるせいで、
エレベーターは止まり、
スマホは壊れ、
時にはトイレの紙すら無くなる。
それでも鈴木は、今日も悪霊を喰う。
「……さっさと終わらせて飯食いに行くぞ」
これは、
不運すぎる男と、
少しおかしな助手が、
幽世に片足を突っ込みながら怪異と向き合う、
ホラーとギャグの狭間の怪奇譚。
この世には、生まれつき“運”が存在しない男がいる。
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だが逆に、成仏できない理由を持つ霊や無害な霊には決して牙を向けない。
運の無い鈴木は、今日も助手の白山運次と共に、日本各地の心霊スポットや怪奇事件へ足を踏み入れていく。
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「……さっさと終わらせて飯食いに行くぞ」
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