モブ貴族に転生した俺は、嫁いできた悪役令嬢を必ず守り抜く〜外れスキル【超回復】を過剰な努力で鍛えたら、最強のぶっ壊れ性能と化していた件
「無能め……剣聖の息子ともあろう者が、こんな外れスキルを授かるとはな!」
ゼノン・グレイヴァンは敵国から国境を守っている辺境伯家の長男であるモブ貴族。
彼は15歳の誕生日に、神より【超回復】のスキルを授かった。
その効果は、『回復魔法が使えるようになること。回復効果が高まること』。
しかし、この世界には回復魔法という概念が存在せず、剣聖である父親から外れスキルと決めつけられて無能扱いされてしまう。
だが、その瞬間、ゼノンはここが自分が前世でやり込んでいた乙女ゲームの世界であり、【超回復】がゲームバランスをぶっ壊す最強スキルであることを悟った。
「って、待てよ、俺の家は……序盤で帝国に滅ぼされるグレイヴァン辺境伯家じゃないか!?」
さらにゼノンはゲームシナリオを思い出し、このままでは自分は破滅することを知る。
確かこの後、自分の元に聖女のライバルキャラである悪役令嬢ヴァレリアが、王太子から婚約破棄されて嫁いで来るのだ。
その後、すぐにこの土地は帝国軍に攻撃されて、ゼノンとヴァレリアは殺されてしまう。
「そんな破滅の未来は俺が覆してやる!」
ゼノンは稀代の悪女と言われたヴァレリアと手を結び、ゲーム知識を活かして、迫りくる敵軍を撃退することを誓う。
やがて、ヴァレリアが悪女と言われて断罪された背景には、ゲームでは語られていない理由があったことを知ることになるのだった。
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