炎血のレノクス
赤い目の少年レノクスは、北の帝国の被差別民であった。故郷の孤児院を焼き払われ、逃避行の果て、国境を越えて、ついに差別のない南の王国へと到達するも、その国境沿いの街道で、盗賊の一団に絡まれる。そこへ駆けつけたのは、ひとりの傭兵だった。鮮やかな黄金の戦装束(サーコート)を煌かせ、圧倒的な力で盗賊を撃退し、レノクスの危急を救う。
傭兵は告げた。
「行くアテがないんなら、うちの団に来い。強い奴なら歓迎だ」
かくして、少年レノクスの傭兵見習い生活が始まった。
※第一章完結しました。
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