十三年、忘れていた約束
七年間、岩牢に幽閉されていた小春の前に一人の青年が現れる。
「迎えに来た。南へ行く約束、まだだろ」
身に覚えのない言葉に首をかしげる小春とは対照的に
青年・成龍は当然のように牢を破り、強引に連れ出してしまう。
「誰に頼まれた」
「……約束した」
どこまでも噛み合わない二人の会話。山を越え、南を目指す旅のなかで
止まっていた時間と、忘れていた記憶が少しずつ蘇る。
これは、理不尽な罪で人生を止められ昔の約束を
忘れてしまったおっさんと、その約束を決して忘れなかった青年の
少しおかしくて、切ない、再生のブロマンス・ファンタジー。
同性バディ×クソデカ感情 応募作品。
若い男×おっさんのブロマンス。
小春(コハル)/40歳 目前
元・王の側近で、王の肖像画を踏んだ罪で
七年間幽閉された、不運続きのおっさん。
幽閉生活で感情はすっかり擦り減ったが、
皮肉とツッコミだけは健在。
成龍(セイリュウ)/27歳
山で修行を積んだ仙師で、御剣術を操る実力者。
白と水色の装束が似合う、寡黙な高身長イケメン。
小春を救出し、小春との約束を大切にしている。
自分の執着にはまったく気づいていない。
「迎えに来た。南へ行く約束、まだだろ」
身に覚えのない言葉に首をかしげる小春とは対照的に
青年・成龍は当然のように牢を破り、強引に連れ出してしまう。
「誰に頼まれた」
「……約束した」
どこまでも噛み合わない二人の会話。山を越え、南を目指す旅のなかで
止まっていた時間と、忘れていた記憶が少しずつ蘇る。
これは、理不尽な罪で人生を止められ昔の約束を
忘れてしまったおっさんと、その約束を決して忘れなかった青年の
少しおかしくて、切ない、再生のブロマンス・ファンタジー。
同性バディ×クソデカ感情 応募作品。
若い男×おっさんのブロマンス。
小春(コハル)/40歳 目前
元・王の側近で、王の肖像画を踏んだ罪で
七年間幽閉された、不運続きのおっさん。
幽閉生活で感情はすっかり擦り減ったが、
皮肉とツッコミだけは健在。
成龍(セイリュウ)/27歳
山で修行を積んだ仙師で、御剣術を操る実力者。
白と水色の装束が似合う、寡黙な高身長イケメン。
小春を救出し、小春との約束を大切にしている。
自分の執着にはまったく気づいていない。
あなたにおすすめの小説
幼馴染を囲う夫に、破滅を贈ります
結婚式当日。
幸せの絶頂で教会へ向かう途中、見知らぬ女に平手打ちされたエリアーナ。
「あなたさえいなければ」と叫んだのは、夫の最愛の幼馴染だという女。
それでも経済的に困窮する実家を救うため、エリアーナは泣き寝入りするしかなかった。
終わりにします
「終わりにします」
その言葉とともに、侯爵令嬢シルヴィアは毒を飲んだ。
婚約者は妹を選び、父は妹だけを信じた。
誰にも必要とされなかった人生を終えたはずなのに、目を覚ますと三か月前へと時間は巻き戻っていた。
もう、誰かに愛されるためだけに生きるのはやめよう。
そう決めた彼女は、静かに運命を書き換えていく。
これは、一度死んだ少女が、自分自身の人生を取り戻すための物語。
【完結】好きでもない私とは婚約解消してください
騎士団にいる彼はとても一途で誠実な人物だ。初恋で恋人だった幼なじみが家のために他家へ嫁いで行ってもまだ彼女を思い新たな恋人を作ることをしないと有名だ。私も憧れていた1人だった。
そんな彼との婚約が成立した。それは彼の行動で私が傷を負ったからだ。傷は残らないのに責任感からの婚約ではあるが、彼はプロポーズをしてくれた。その瞬間憧れが好きになっていた。
婚約して6ヶ月、接点のほとんどない2人だが少しずつ距離も縮まり幸せな日々を送っていた。と思っていたのに、彼の元恋人が離婚をして帰ってくる話を聞いて彼が私との婚約を「最悪だ」と後悔しているのを聞いてしまった。
『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
【エピローグ完結】「君は何もしていない」と婚約破棄された私ですが、失ったのは私だけではなかったようです
「君は、この屋敷で何もしていない」
婚約者にそう告げられ、私は静かに屋敷を去りました。
反論はしなかった。
本当に必要とされていなかったのなら、そこにいる理由などない。
けれど、翌日から屋敷は変わり始める。
もちろん、悪い意味で。
執事が辞め、料理長が辞め、長年付き合いのあった商会は取引を打ち切り、貴族たちも離れていく。
婚約破棄で失ったものは、婚約者だけではなかった。
本質を見ずに婚約破棄をした人が、信頼そのものを失ってしまう物語。
「君を愛することはない」とお決まりのセリフを言ったのは、最愛の推しでした。
前世の記憶があり、その記憶によると現代日本で限界社畜OLやっていたオタクだった主人公。
魔法も魔術も秘匿されていない世界で公爵家の娘として生まれる。
現代社会の知識がある主人公は、昔から神童と称えられ、18歳の誕生日を迎えた今も才女と評される。
しかしこの世界の「美しい女性」の定義の真逆の見た目から婚約者がいない。
これでは行き遅れると心配した両親が持ってきた縁談は、新興伯爵家(どうも商売で成功して、その経済効果から叙爵されたらしい)との縁談。
これは裏があるなと思いつつも、「結婚は勢いよ!」と背を押されそのまま結婚式。
結婚式に現れた新郎は…なんと二人!?しかも前世最推しだった兄弟キャラ!?
一応、この世界の主人公が暮らすこの国では男女ともに「重婚」が認められている(昔国を揺るがすような大恋愛があったせいらしい)ので法律上は無理はないのだが…。
そして初夜。
ベッドの上でネグリジェを着て待っていた主人公の元に、二人は…来た!?
しかしお決まりの「君を愛することはない」「これは公爵家の庇護に入るための政略結婚」と言われる。
主人公は果たして推したちと良好な関係を築いていけるのか…!?
小説家になろう様でも投稿しています。
『十年目の婚約者に突然、婚約解消を告げられました――私を捨てるなら、せめて理由を言いなさい』
十年間連れ添った婚約者ローガンから、突然婚約解消を告げられたティリリ。
他に好きな女性ができたわけでも、嫌われたわけでもない。それなのに理由だけは言わない。
堪忍袋の緒が切れたティリリは、ついにローガンの頬を平手打ちする。
「私を捨てるなら、せめて理由を言いなさい」
十年間一度も「好き」と言わなかった、不器用すぎる婚約者同士のすれ違い恋愛。
真実の愛はお腹を満たしてくれますの?
「リディア、聞いてくれ。俺は真実の愛を知ってしまったんだ」
定例のお茶会の席で、婚約者様に告げられた言葉。
理解を拒んだのか、純粋にその言葉の意味がわからなかったのか……彼に応えられる回答を、私は持ち合わせていなかった。
「真実の愛は、お腹を満たしてくれますの?」
決して未練などではない。ただ、疑問だっただけだ。
その問いにセドリック様は、いつもの人を見下したような笑みを見せて。
「愛は金にも勝る。心が満たされていれば、腹だって満ちるさ」
――真実の愛と侯爵家の財はどこまで持つかしら。