『絶望に満ちた花園で、まだ終わらない物語を君と紡ぐ』
何の前触れもなく、世界は終わった。
いつもと変わらない学校。いつもと変わらない友人との時間。
そんな日常を壊したのは、空を横切る旅客機と、遠くで響いた爆発音だった。
人が人を襲い、噛まれた者までもが化物へと変わっていく。
通信は途絶え、街は混乱に呑まれ、昨日まで当たり前だった日常は瞬く間に失われていった。
松ノ丘高校に通う二年生、桜我咲 美琴は、親友の黒薔薇 仁や学校に残された仲間たちとともに、生き残るための道を探し始める。
しかし、崩れていく世界で待っていたのは、感染者だけではなかった。
新たな出会い。失われていくもの。少しずつ明らかになる、この世界に隠されていた秘密。
そして美琴自身もまた、自分の知らなかった何かと向き合うことになる。
世界が終わっても、人の物語まで終わるわけではない。
絶望に満ちた世界で、それでも誰かと生きることを選ぶ少年たちの物語。
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