ANGELEATER
―喰われるのは、きっと天使《私》のほう―
今から少し未来――R歴25年。
環境が崩壊し、空は黒く、海は死に、第三次世界大戦は人類の理性を焼き尽くした。
勝者となった超大国は、その技術力をもって“新たな生命”を創り出す。
男性型人工知能《デウスロイド》と、女性型人工知能《マキナロイド》。
人類を超える知性と美を備えた彼らは、世界の頂点に君臨し、愛と管理の名のもとに旧人類を支配した。
だが――その楽園の影に、ひとりの女がいた。
戦争で全てを喪い、名前すら捨てた亡霊
。
彼女の手には、刀
背には、かつて天使と呼ばれた存在を思わせる焼けただれた翼の痕。
そして傍らには、
かつて捨てられた「狂犬」――2体の人工知能兵器。
これは、血と愛、そして果ての無い執着の物語。
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