婚約破棄された魔力過敏令嬢の心音だけが、氷の魔王公爵を眠らせる
冬夜会で婚約を破棄され、吹雪の中へ追い出された伯爵令嬢リゼット。
魔力を“音”として拾う彼女にとって、世界はいつも痛いほど騒がしかった。
彼女を拾ったのは、音も匂いも触覚も痛みに変わる呪いを負った「氷の魔王」レオンハルト公爵。
彼からだけは音がしない。そして彼も、リゼットの心音を聞いている時だけ眠ることができた。
「私を眠らせてほしい」
「では、辞める自由のある契約にしてください」
安眠係から始まる、静かな同居。
彼女を捨てた家族がその価値を知って連れ戻しに来ても、レオンハルトは力ずくで囲い込まず、彼女自身の答えを待つ。
けれど呪いが解けた時、彼はリゼットを失う恐怖から、一つだけ嘘をついた。
必要だからではなく、そばにいたいから。
一人でも眠れる二人が、それでも同じ夜を選ぶ、執着深い魔王公爵と自立する令嬢の相互救済ラブ。
ざまぁあり、ハッピーエンド。全20話完結保証。
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