悪役令嬢は、初恋の人が忘れられなかったのです。

「レイラ・アマドール。君との婚約を破棄する!」

その日、16歳になったばかりの私と、この国の第一王子であるカルロ様との婚約発表のパーティーの場で、私は彼に婚約破棄を言い渡された。


この世界は、私が前世でプレイしていた乙女ゲームの世界だ。

私は、その乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった。

もちろん、今の彼の隣にはヒロインの子がいる。

それに、婚約を破棄されたのには、私がこの世界の初恋の人を忘れられなかったのもある。

10年以上も前に、迷子になった私を助けてくれた男の子。

多分、カルロ様はそれに気付いていた。

仕方がないと思った。


でも、だからって、家まで追い出される必要はないと思うの!

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第一王子とヒロインは全く出て来ません。

婚約破棄されてから2年後の物語です。

悪役令嬢感は全くありません。

転生感も全くない気がします…。

短いお話です。もう一度言います。短いお話です。

そして、サッと読めるはず!

なので、読んでいただけると嬉しいです!

1人の視点が終わったら、別視点からまた始まる予定です!
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