さよならを言えなかった親友を探しに行った僕は、本当のさよならを知った sideテオ
スラムで生きる少年・テオは、ただ生き延びるだけの日々を送っていた。
誰にも期待されず、誰にも触れられない世界。
そんな彼の前に現れたのは、少年・ルカ。
「テオは綺麗だね」
その一言が、テオの世界の色を変えた。
それ以来、ルカは何度もスラムへ通い、二人は“高台”で時間を重ねていく。
――このまま続くと、信じていた。
しかし時間は、静かに二人を引き離していく。
そして再会のとき、そこにいたテオは、もう昔の彼ではなかった。
それでもルカは手を伸ばす。
「帰ろう」
これは、救い合ったはずの二人が、すれ違いによって壊れていく物語。
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