婚約破棄も国外追放も望むところです ~王妃より魔道具師になりたいのですが~
卒業パーティーの最中、公爵令嬢レティシアは婚約者である王太子アルベルトから突然婚約破棄と国外追放を言い渡される。
理由は、聖女ソフィアへの数々の嫌がらせ。
教科書を破いた。持ち物を隠した。人目のない場所で脅した。階段から突き落とした――。
もちろん、レティシアには身に覚えがない。
けれどアルベルトはソフィアこそ被害者なのだと信じて疑わず、レティシアの言葉には耳を貸そうとしなかった。
ならば、確かめてもらえばいい。
レティシアは聖女ソフィアへあるお願いをする。
「これから私がする質問には、内容にかかわらず、すべて『はい』とお答えください」
質問が重なるたび、聖女の証である黄金の聖印に異変が起こり始める。
そして最後には、国を守っていた結界までもが――
王妃になるために生きてきたレティシアには、誰にも言えず諦めていた夢があった。
それは魔道具師になること。
婚約破棄も国外追放も、望むところ。
これは、決められた未来から解き放たれた公爵令嬢が自分で選んだ人生を歩き始める物語。
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