死んだあの子のホントの音

あの日、清明くんは死にました。
誰もが知る山の、星がよく見える頂上で。



彼が死ぬということは、僕の人生の半分が死んだということ。
事故の前、彼は突然姿を消したんだ。僕らにも告げず、ただ静かなままに姿をくらませて、そのまま死んでしまった。警察の証拠は「事故」との判断。
でも僕らはみな、彼の死にそれ以外の何かがあると思っていた。

僕らはそのわけを探した。
彼が死を選んだわけを。
でも、僕らの先生は…
肝心な清明くんのフルネームも容姿も性格も覚えていなかった。






─死んだ親友と僕らが巻き起こす、後悔と青春




「僕なんか死ねばいいのに!!」
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