「最弱だった僕がチーター兄貴を成敗する話」



 兄は、昔から“勝ち続ける人間”だった。

 ゲームでも、喧嘩でも、テストでも、動画配信でも。  誰より強くて、誰より人気者だった。

 けれど中学三年の夏、僕は知ってしまう。

 兄が使っていたのは才能じゃない。  全部、“ズル”だった。

 改造データ、違法ツール、他人の記録の盗用。  負けそうになれば仲間すら切り捨てる。

 でも誰も信じない。  兄は人気者で、僕は「兄の七光りの弟」だから。

 だから僕は決めた。

 最弱のまま、兄を倒す。

 友達も、才能も、自信もない。  あるのは、兄の嘘を誰より知っていることだけ。

 これは、  ずっと負け続けてきた弟が、  “最強の偽物”を引きずり下ろすまでの物語。
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