神なき島の物語

気がついたら後ろ手に縛られていた。

自分の名は、わからない。
どこにいるのかも、わからない。
自分に何ができるのかも、わからない。

たどり着いた場所は、古代の日本のようにも思える。
言葉に類似性もある。
だが、やはり、異世界だろう。

この世界で、わたしが役に立たなかったならば、殺されて、肉を喰われてしまう。

生き延びなければならない。
わたしは、何の、役に立てるだろう。
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